勝俣部長の「ため息」828・・・・小人、最後はお酒  しか無い

2月20日 水曜日

                                             



 手遅れになって 健康を知る
赤プリ  が  縮んだ


 昨日、八王子方面に仕事があった。
 新橋から乗った首都高速は、そのまま高井戸から、中央高速に変わる。
 夕刻、再度都内で用事があったため、往復、同じ道を通った。
 よくご存知の方も多いだろうが、首都高速の新宿から、千駄ヶ谷当たりを過ぎると、左手に「ホテル ニューオータニ」が見え出す。
 と、言う事は、そのまま、・・・・今は廃業してしまった、「赤坂プリンスホテル」の、高層な建物が見える、、である。
 ところが、「おや」であった。
 高層どころか、極めて当たり前の高さに、「赤プリ」が縮んでしまっているではないか。
 昨今の日本、時期的に、古い建物の作り変え工事が盛んだ。
 新築するには、先ず、既存建物の取り壊しが必要になる。
 取り壊し作業となると、かっては「解体屋」の専売特許であった。
 それが解体の必要性が、構想ビル、超高層ビルに向い出してから、大手ゼネコンが、解体作業を競い出したと言う。
 高層ビルの場合、会社毎の得意技により(解体の特許かも知れない)、
  ・上から取り壊す 方式と
  ・下から取り壊す 方式が
有ると聞いた。
 「赤プリ」の場合、最上階は昔のままの形で残っているから、下から壊して行ってるに違い無い。
 それにしても、かってのあの雄姿が、日々、背丈を縮めるとは、・・・・ちょっと不気味な気がする。
 縮んだ「赤プリ」に、不気味さを感じながら、・・・・そうだ、考えたら、勝俣部長も同じではないか、・・・・。
 10年前に比べ、多分、2cmは背丈が縮んでいる筈だ。
 近々「赤プリ」が、地上から完全に姿を消すように、・・・・そう遠く無い将来、私も縮み行き、・・・・やがて、地上から完全に姿を消すだろう、・・・・。
 ヨッシャ、今の内にお酒を(神酒)、・・・・腹一杯、飲んでおこう・・・・高速を下りながら、こう結んだ。
   嗚呼 小人(詰らない者) 悲しからずや
 つづく。

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