勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」568・・・・慣れと緊張

5月17日 木曜日

                                    



    (「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
これも 今騒がれてる リスク管理 の 範疇では


 4日前の13日、名古屋市のデパートの宝石店が、盗難被害にあった。
 閉店15分前、19時45分頃の犯行。
 4カラット、4,900万円相当のダイヤが盗まれた。
 宝石ドロボーと聞くと、普通、かなり荒っぽい犯行を、イメージする。
 地下に穴を掘り、侵入したり、爆薬で壊したり。
 今回の場合、極めて静かな、「音無し」の犯行である。
 二人で来た客が、4カラットのダイヤの指輪1個を、・・・・(どどっと何十個では無く、たったの1個)、
    「定員の隙を見て 盗んだ」
と言う。
 逆に言えば、店員が、隙を作った だけ の事である。
 店員の女性に、刃物を突き付けた訳でも無く、目にスプレーを、噴射した訳でも無く、
  ・店員の目を盗み
  ・ダイヤを盗んだ
だけの事である。
 これって、盗まれた方の、注意力だけの問題、ではなかろうか。
 想定外の津波、突然のビル崩壊、テロの勃発でも無い。
 お客が二人来て、
   「4カラットのダイヤを見せて」
 こんな言い方をしたかどうかは分からないが、4,900万円の現金が、相手方の領域に行きつつある状態、・・・・注意力はただの一点
  ・商品提示の前に仲間を呼ぶ、・・・・現金4,900万円が盗まれたら大変
  ・一瞬たりとも目を離さない
一々マニュアルとか、何とかの手順の問題では無い。
 人して、当たり前の要件だ。
 昔、ある病院の婦長を訪ねたとき、
   「ハイ 私達 手術室の 摘出した臓器の横でも 平気で 食事が摂れます」
と、我々からすると、ビックリ仰天する話しを聞いた。
 職業意識と言うか、慣れと言うか、何処か似ているように思う。
 応対した店員さん、4カラットのダイヤでは無しに、現金4,900万円の札束だったら、隙を見せることは無かったと思う。
 もっとも、札束で油断するのは、今度は「銀行員」さんの、番か、・・・・。
 リスクマネージメントのキーは、「慣れと緊張」、・・・・これを、どう料理するかに有る、・・・・そう思えてならない、・・・・。
 ダイヤもなければ、現金も無し、・・・・究極の、リスクマネージメントである。 
 つづく。

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