8月4日 木曜日
8月4日分、書き上げてましたが、アップするのをすっかり忘れてました。今からします。
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
お 盆
東京に出て来た当初、7月のお盆にとても違和感を覚えた。
私が生まれ育った山梨の片田舎は、・・・・と言うより山梨県は8月がお盆で、全国が全部,8月がお盆だと思っていたからである。
ご先祖様が道に迷うことなく、我が家に来れるようにと「迎え火」を、・・・・また、来年も是非お見え下さいと、「送り火」を焚くんだよと、母親に教えて貰った記憶がある、
我が家のお墓は、山梨の都留市にある。
毎年、お盆には墓参りをするが、本家が(と言っても血縁は無い)、墓前で迎え火を焚いてくれた跡が確認される。
そんなとき、田舎っていいもんだと実感する。
今のマンションの独居生活では、外に出無い限り季節感は無い。
勿論、お盆は何一つ実感され無い。
思えば、「村社会」の制約と調和から抜けしまったのは、いつの事であったのか。
多分、8月のお盆に違和感を覚えた、東京に来てからである。
不思議な事に今では、8月のお盆の違和感は、遠い昔の、私の「原風景」を思い出させてくれる、格好な違和感に転じている。
今年も8月中旬に、墓参りを予定している。
「亡き 妻(ヒト)に 声なほ 弱き 蝉時雨 (凡)」
つづく。