小仏城山(こぼとけしろやま)から登山道は幾つかの道に分かれる。
そのまま進むと「小仏峠」に一旦下がり、その後(景信山/かげのぶやま/727m)
まで一気に登る。
また相模湖に向かう道もあり、この道を選択するとJRの「高尾駅」から「相模湖駅」まで、
山を登りながら一駅歩いたことになる。
私は予定通り、大垂水峠(おおたるみとうげ)に向かった。
この道の最初の下りの傾斜はかなりきつく、登りでなくてよかったなどと奇妙な
安堵感を持ってしまう。
写真でその傾斜を写してみたが、残念なことに私の技術では平凡な道にしか見えない。
(実際はかなりの急斜面なのだ・・・・よ)
100m近く下ると、道は直進と左折とに分かれる。
直進は最終的には、甲州街道(国道20号線)の大垂水峠に出る。
(逆に大垂水峠から小仏城山に登るのは、多分高尾山の中でも1・2を争う
きついコースかも知れない。実際何度となく登ったが私には相当キ・ツ・イ)
私は予定通り左折しそのまま、あの枯れた落ち葉が吹き寄せられていた場所に
繋(つな)がる林道に回った。
この林道はほぼ平らな道で、山登りと言うよりもウオーキングコースと呼んだ方が適格である。
凡そ私の足で30分、例の枯葉が集まった道に出るのだが、この間誰一人として合わない。
(高尾、小仏城山両山頂の賑わいが嘘のようだ)
この林道も幾重にも分岐するが、私はいつもと同様に写真で見た場合は正面に、
・・・・実際は、写真の左手から歩いて来たから左折する。
(猛暑により500mlのファインアクアはさすがに残量が僅かだ)
あのケモノ道と形容出来る、「まき道」を逆に歩き出す。
20分ほどで一丁平からの正規コースと合流。
往路高尾山頂から階段を下り、左のまき道を選んだから、帰りは右の
まき道を進むことが多い。この道も写真の通り実に素晴らしく、私の好きな場所だ。
ここまで戻って来ると、登山手帳の「薬王院」はもう後僅かだ。
多分薬王院は、山頂以上に賑わってるだろうな。
思った通りだった。
この先続きます。