勝俣部長の「ため息」4426回・・・・優しさと勇気と

6月5日 月曜日

 

           横浜「桜木町駅」 撮:2023.04

 

 

 折角、生きてるだから

思ったりする

 

 ロシアによるウクライナ侵攻。

 テレビニュースで・・・・ウクライナ市街地の、崩れ落ちる惨状を見る度に・・・・。

 今住む集合住宅の・・・・崩れ行く様を、見る思いがしてならない。

 老体・・・・どう逃げ回れるのだろうか・・・・。

 同時に昔、口ずさんだ漢詩杜甫(トホ))の・・・・「春望」が頭を過(ヨギ)る。

   国破れて 山河在り

   城春にして 草木深し

   時に感じては 花にも涙を注ぎ

   別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす 

 市街が攻撃を受け崩れ落ちても、山も川も残るよ。

 時が巡り春になれば、草木花は必ず芽を出し、咲き出すよ。

 そんな風景・・・・戦禍となる前を思い・・・・花を見ては涙が落ちるし、

 離れ離れになった人を思い、鳥を見ても心が疼(ウズ)よ。

  漢詩は、その後「烽火 3月に連なり」と続くが・・・・。

 いは3カ月どころか・・・・年を超すに及び、いつ収まるかは分からい。

 現実の悲惨さは・・・・杜甫時代の比では無い。

 ゆえにより一層・・・・戦場に芽吹く花は、人々に様々な感慨を起こさせるのでは・・・・。

 しさと・・・・勇気と・・・・。

   烽火 3月に連なり

   家書 万金に抵(アタ)る

        白頭 搔けば更に短く

   渾(ス)べて 簪(シン)に勝(タ)えざらんと欲す

   *簪:かんざし

 プーチン大統領・・・・何とかなりませぬか・・・・。

 つづきます。

 

 

 静かに水を飲む