勝俣部長の「ため息」2287回・・・・ご報告

 7月28日 金曜日

(写真:石和温泉にて)






 好き勝手に 言いたい放題
昔の夏 ハエ退治


 昨日フト、どうした事か本当にフト思い出した。
 昔の夏はハエ退治の日々であった。
 大店の荒物問屋の離れを間借りしていた関係から・・・・何かにつけては、よく手伝わされた。
 もちろん虫退治関連の商品も多数取り扱っていた。
 従って今もって、当時のハエ退治装置・・・・装置なんて大袈裟なものでは無いが、一応は装置である。
 その装置であるが、
  ・一つは天井に吊るし、ハエがくっついたら、もう離れることの出来ないリボンタイプ。
 リボンは引っ張り出せば、螺旋状に1m前後に伸び、そこに小うるさいハエがどんどん付着する。
 乾物屋などに行けば、ハエでリボンが真っ黒になった・・・・もうこれ以上はくっつかないのが、あっちにも、こっちにも何本も吊るされていた。 
 想像して見て欲しい・・・・ハエで真っ黒になったリボンが、何本も何本も吊るされている、その下を歩くことを・・・・ギャー 助けてとなるが、当時は当たり前の光景であった。
  ・一つは天井そのものに止まったハエを、棒状態のガラス管で、とっ捕かまえる装置
 ガラス管の上部は漏斗(ジョウゴ)の様に開いていて、ハエを目掛けて押し当てる。
 すると、ハエが管を伝って落下する。
 よく考えたもので、最終の落下点は小袋状になっていて、しかも水を入れて置く。
 ハエを取れば取るほど、水入りの小袋は・・・・やはり真っ黒になる。
 真っ黒なハエの塊を見れば・・・・これも ギャーであろう。
  ・一つは大きなお皿の上に 殺虫効果のある薬品を塗った紙を敷き 紙を水で濡らして置く
 するといつか知らぬ間に・・・・この紙もハエの集団で真っ黒になる。
 かくのごとく昔の夏は、ハエで真っ黒な夏だったのだ。
 今なら、不潔で気持ち悪すぎて・・・・え出すだろう・・・・。
 まあ、震えるほど効果の高い、クーラー替わりになるだろう・・・・。
 何でまた、こんな気持ちの悪い事を思い出してしまったのだろう・・・・か。
 昔の夏・・・・真っ黒な夏物語でした。
 つづく。


 昔も今も 夏は 水をよく飲む