勝俣部長の「ため息」1358・・・・安心感から 非劇まで

1月21日 水曜日

                                                 
                                                        (高 尾 山)



       好き勝手に 言いたい放題
食べ放題 という 釣り方 釣られ方


 食べ放題、飲み放題・・・・この客引き方程式に、人は弱い。
 勝俣部長・・・・まさにこの術中にハマっていたときがある。
  ・先ず 値段が分かる 安心感
  ・次に 腹一杯飲み食い出来ると言う 満足感 イヤ胃袋に対する達成感
 ただ難点は、大抵は2時間との限定が着く事である。
 不思議なもので、2時間と言う限定が着くことによって、安心感と達成感は「焦り感」に支配されてしまう。
 そして焦り感は、人を或る種の恐怖感に落としめるから、
  ・ただ焦って 食い 食い
  ・ただ焦って 飲む 飲む
となる。
 結局、何が何だった分からず・・・・一体何だんだっけ。
 2時間後、
  ・ああ 喰った 喰った
  ・ああ 飲んだ 飲んだ
 戦後間もない食べ物の何も無い時代は・・・・上二つの言葉は「超・贅沢」であったろうが・・・・時代は飽食の今。
 むしろ贅沢と言うより、喜劇・・・・イヤ 非劇である。
 人間の欲望とは・・・・いよいよもって 面白い・・・・。
 つづく。


 水を 飲みましょう 飲みましょう