勝俣部長の「ため息」1358・・・・生涯 借家

10月29日 水曜日

                                                 
                                                        (奈良「二月堂」)



      好き勝手に 言いたい放題
高齢者 住宅ローン返済行き詰り


 ここに来て、高齢者の住宅ローンの返済が出来なくなっている・・・・そう言う人が増えているという。
 誠に切ない記事である。
 「住宅ローン問題支援ネット」なるNPOに、寄せられる相談が増え出しているそうだ。
 相談の多くは70代で、代表的な事例は、
  ・バブル期に組んだローン
  ・バブル崩壊後の低金利で組んだローン
 仕事を失い返済不能に・・・・。
 具体的な例、
  ・毎月150、000円返済している
  ・未だ残債が2千万以上
  ・79才で完済予定だが職が無い
 恐らくこの方の様なパターンの人はかなり居ると思う。
 今冷静に考えれば79才で完済と言うのは、かなり危険な気もするが・・・・当時の社会環境は、それを肯定させるものであった。
 勝俣部長時代・・・・今は大丈夫が、20年後は、更に30年後は「もっと大丈夫」であった。
 それが今の時代・・・・今は大丈夫は、「今しか大丈夫」で無い。
 こう考えると、本当に落ち着かない中で生活している事になる。
 落ち着かない毎日・・・・不安の毎日と言ってもいい・・・・精神を病む人がどんどん増えそう。
 総戸数的には住宅は猛烈に余り出す・・・・私の親父のように、生涯に渡って「借家」の選択の幅が広がる。
 一つの生き方かも知れない・・・・。
 つづく。



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