4月16日 水曜日
(王子「飛鳥山公園」下)
好き勝手に 言いたい放題
ほどほど による 幸せ感
勝俣部長、・・・・住まいの近くに、6才下の知人がいる。
切っ掛けは、最初の会社での知り合いだから、付き合いは、既に40年を超える。
彼、・・・・人を押し分け、抜きんでて出世するタイプとは、お世辞にも言えない。
マジメでコツコツと、何でも器用にこなす、・・・・まあ、言うならば、人に恨まれたり、憎まれたりするタイプでは無い。
事実として、会社での最後の肩書も、極めて平凡なモノであった。
ところがである、・・・・で、あったればこその「幸せ感」が、彼を包み出したのだ。
一定の年齢に達した後、いわゆる「嘱託職」で数年を過ごした。
そして本来なら、この春、会社とは、「完全に縁切れ」となるハズであった。
ところが会社から、アルバイトで、取り敢えず向こう1年間、招聘されたのである。
彼のマジメさと、肩書のほどほどさが幸いしたのだ。
しかも勤務は週3日、・・・・月水金である。
勝俣部長、・・・・この勤務形態は最高だと、常々思っている。
何故か、・・・・土・日とか、祭日とか、休日の当日より、その前日の「味わい気分」の方がいい、・・・・とよく言われる。
彼の場合、その前日の気分のよさの「味わい」が、
・先ず月に勤務すれば 火曜は休み
・水曜日に勤務すれば 木曜日は休み
そして、
・金曜日に勤務すれば 土日の2日が連休
しかも、僅かかどうかは本人の感覚だが、お金が貰えるのだから、・・・・。
いいですか、お金を出して「前日の味わい気分」の良さを買うのではなく、・・・・お金を貰って、なお且つ、「気分の良さを味合う」のだから、・・・・これ、最高と言わずして何と言うか・・・・。
もし彼、抜きん出て出世していれば、この幸せ感は無い、・・・・。
人間、何が幸いするか分からない・・・・だから、何があっても悔やまない、悔やまない・・・・。
ほどほど による 幸せ感、・・・・実にいい雰囲気ではありませんか、・・・・。
つづく。
良い水飲んで 幸せ感