勝俣部長の「ため息」1089・・・・不 気 味

12月9日 月曜日

                                               
                                                       (有 楽 町)



  手遅れになって 健康を知る
人は 常に 精神不安定


 勝俣部長、・・・・人は(我々は)、精神が常に不安定である、・・・・そう思っている。
 安定する事など無い。
 漠然的な不安、ブレ、落ち着かぬ因子、・・・・何かそんなモノで、自分自身を圧迫し続ける。
 ところが同時に、その精神の不安定さを、見事に撃退する自衛隊を持っている。
 そうしてバランスを保ちながら、鮮度のある安定飛行を目指し続ける・・・・そう思えてならない。
 だから精神不安に陥った場合、特別な事と考える必要は無い。
 速やかに自衛隊を出動させ、撃退させればいい。
 この各自が備える自衛隊こそ、生きる知恵である。
 知恵は、経験や書物等でも身に着くが、・・・・最大の先生は、「他人・先輩(ヒト・センパイ)」との話し(会話・指導)である。
 ところが最近は、ITの高度な発展が、・・・・人から「会話」を奪いつつある。
  「ああ 勝俣部長 メールを貰えば 結構です わざわざ 合わなくてもいいでしょうに」
  「お互いに 時間が無駄 じゃありませんか」
 商売をしていて、このセリフに何度遭遇することか。
 効率的だと言う。
 合う事が無駄、・・・・無駄を無くす事が効率、・・・・冗談じゃ無い、・・・・漢字で書きなおすと、無駄を「無くす」は、「くす」である。
 人は、効率の追求では育たない。
 人は、会話で育つ。
 詰り時代は、精神不安定を持つ人から、その不安定さを撃退してくれる自衛隊を、追い出しつつある。
 やがて、精神不安定の人間集団が形作られる。
 イヤ、既に出現している。
 不気味である。
 つづく。



 一杯の水 精神安定剤です