勝俣部長の「ため息」979・・・・待ち遠しい 秋

8月10日 土曜日

                                                   
                                                        (風景:「深谷駅前」)



      手遅れになって 健康を知る
背広・ジャケット の ならぬ  効 用


 サラリーマンにとって、・・・・特に営業関係者にとっては、背広やジャケットなどの上着類は、ネクタイと共に、それこそ年間を通して、必需品であった。
 それがクールビズの呼びかけ以来、「ノーネク ノー上着」が、年を追う毎に、すっかり定着して来た。
 猛暑時の、上着の非着用は助かるし、ノーネクは、体とお金の両面で、更に助かる。
  (ネクタイは 大抵 汗で ヤラレてた)
 ところが、手帳、財布、ペン、小銭入れ、カギ類、老眼鏡、タバコ、ライターなどなど、・・・・男性は意外な程、沢山な用具を身に持つ。
 それらの大半は、背広の上着や、ジャケットが受け持ってくれている(少なくとも勝俣部長はそうである)。
 これらがクールビズにより、その納まり場所失ってしまった。
 と言う事で、小型のポーチやバッグ、ショルダーバッグなど、使用する人が多くなったワケである。
 このバッグ類を持つ事が、私の場合、やたらと面倒臭い。
 使い慣れないせいもあってか、必要な小物を取り出すのに、あっちのファスナー、こっちのファスナーを開けたり閉めたり、・・・・あっちだった、こっちだったと、無性に腹が立つ。
 上着の着用が全開する秋になって、・・・・長年親しんで来た、本来の身の振り方が、やっと戻る事になる。
 勝俣部長の場合、・・・・だから、上着は「物入れバッグ」と呼んでも、少しも可笑しく無い。
 ファッションなどとは、隔絶した使い方をしているのだ。
 筋がね入りの、背広職人さんが知ったら、さぞお嘆きになるであろう。
 熱中症ばかりでなく、秋を待つ心は様々にある、・・・・。
 早く、物入れ上着が、・・・・・・・・秋が待ち遠しい・・・・のであります。
 つづく。


 水のシンプルさが 夏からバテを 救ってくれます