勝俣部長の「ため息」939・・・・笑っちまう

7月1日 月曜日

                               



手遅れになって 健康を知る
 世 相   今 昔


 勝俣部長の集合住宅、・・・・2棟あり、私は、1号棟と呼ばれる15階建ての13階に住む。
  (2号棟は10階建)
 オイルショックとやら、日本全部が、「縮小精神」の塊になっちまった頃の建物だから、今考えると、「」としか言いようが無いところがある。
 その代表例がエレベーターだ。
 3基備わっているが、3基とも全部の階には止まらない。
 かと言って、1基毎に、止まるべき「受け持ち階」を持っている訳でも無い。
 詰り、「階を通過します」では無く、階の構造自体が、エレベーターとは無関係に出来ている。 
 具体的に言うと、止まる階は、下から1階、4回、7階、10階、13階、そして15階。
 だから、2,3、5,6、8,9、11、12、14階の人達は、階下で下りるか、あるいは階上で下りるかして、必ず階段を利用する事になる。
 当時の世相感から生まれた、優秀なアイディアであろうが、何とも「変」。
 それと、「変」のもう一点は、我々、購入者側の思考だ。
 20年ローンとか、30年ローンとか、納得して支払い計画を立てるのだが、・・・・その時間経過の現実化が、全く出来ない。
 仮に40才で購入した人が、30年ローンを組めば、支払い終えるときは70才になる。
 数字で認識出来ても、高齢化したときの、自分の身体機能の具体化が出来ない、・・・・イヤ、出来なかったからこそ、建てるてる方も、建てる方であり、・・・・買う方も買う方であった。
 その建てた方だが、「埼玉県住宅供給公社」、・・・・公社とあるから、今考えると、これまた大きく笑っちまう。 
 今、時は高齢化社会、現世相、全てにバリヤーフリーとか叫ばれている。
 我が集合住宅の人々も、見事立派な高齢者に・・・・。
 車椅子さえ儘ならない、止まらない階の人達は、・・・・。
 年齢の予知さえ出来ない公人に、大災害予知など出来る訳は無い。
 知識人、専門家、有識者、・・・・笑っちまうしか無い。
 つづく。


 備えは 単なる水 です