勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」737・・・・ほんの少し先の事でも 実感が乏しい

11月18日 日曜日

                                           

                                     

大切な事(健康)は 手遅れになってから 分かる
 鍵 屋 が 忙しい と 言う話し


 今月始め勝俣部長は、母親の50回忌を執り行った。
 九州の小倉より、3才年下の実弟も加わった。
 彼、昨年11月に定年退職し、今は、福祉施設(ケアハウス)の、バスの運転アルバイトをしている。
 朝、決められた何軒かの家を回り、施設まで送り届ける。
 夕、朝の逆の事を為す。
 この仕事に就いて、ちょうど1年が経つ。
   「兄貴 施設に行き来するお年寄り よく 鍵を失くしてしまうんだよな」
  ・何回言っても 無くしてしまうんだと言う
  ・ヒモと通して 首から下げる方式でも 無くしてしまうんだと言う
 まあこの場合、無くすのか、しまった場所が思い出せないのか、・・・・結局「鍵」は見つからず、鍵屋さんお世話になると言う。
 そこで、高齢化社会は、鍵屋さんを忙しくする、・・・・まるで「風が吹けば 桶屋が 儲かる」の、現代版である。
 人間って、先に行ってどうなるか、って、・・・・明確に分かっていても、今現在の便利さに酔う
 だから、例えば鍵一つをとっても、
  ・ダイヤル合わせ
などの、一見、便利で、失う事も無いモノでも、弟の話しを聞く限り、数字を忘れてしまう人が、続出しそうである。
  (その点 昔はよかった なぜって 鍵 不要の社会だったからである) 
 昨夜、我が家へ、新婚さん一組、やや新婚さん一組の、4名様をお招きした(写真)。
   「皆さん 我が家にようこそ 実はこの建物 昭和40年代の オイルショック のときのモノです」
   「省エネ 省エネ と 騒がれた時代で だからエレベーターの留らない 階 があります」
 お招きした4名さんと同様に、我々集合住宅の面々も、建物の購入時、皆、若かった。
   「なあに エレーベターが 留らなくても 歩いて1階下りるか 1階登ればいいじゃん、・・・・」
   「たった それだけの 事 じゃん」
 自分の足腰が弱くなることなど、ツユ程も考え無い、・・・・イヤイヤ 考えられなかったのである。
 それが、今、弟が運転するような、車を待つ人の、「年寄り集団」となってしまった。
 階段どころか、ちょっとしたスロープでさえ、難儀し出している。
 人間って、何れ、確実に、自分の身に降りかかる事象であっても、・・・・他人事のように、何故、・・・・。
 昨夜の4名さん、・・・・何れ、彼方達も、・・・・人生、順送りである。
 つづく。

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