4月10日 火曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
家に居たので分からない 解答は 現 場 だ
かなり昔の事であ。
ある講演で、カップヌードルの、米国進出の話しを聞いた。
当初、スーパーなどの、主食品コーナーの棚に置いたが、さっぱり売れなかったそうだ。
こりゃあ、米国では「ダメ」かと、引き上げようとした。
まあ、それでも、もう1回挑戦しようと、棚を、主食品コーナーから、スープ品の棚に変えて見たと言う。
これがバカ当たり、バカ売れした。
詰りカップヌードルは、こと米国に於いては、主食にはならないが、スープとしては、十分であることの証明である。
この、長ったらしい前置きを、今朝の新聞で、久々に思い出した。
中東地域で、携帯電話を売ろうとした。
苦戦続きだったが、ある事を試みた。
何をしたか。
磁石付きの携帯にしたのだ。
彼の地はイスラム、・・・・1日5回、メッカに向って礼拝する、・・・・方角を知る、磁石の搭載は有難い。
インドの富裕層向けに、大容量冷蔵庫を発売した。
ところが、イマイチ、パッとしない。
ここでも、あるモノを着けて見た。
一気に売れ出したと言う。
あるモノとは何か、・・・・「カギ」である、・・・・メイドらの、冷蔵庫の中身の無断拝借防止策として、機能評価されたのだ。
中国農村地域では、服だけでなく、野菜も洗える、洗濯気が人気を博していると、・・・・書いてあるが、・・・・まさか本当か。
この、まさか、が不要なのだ。
現地、現場に入り込まなければ、とても生まれない発想である。
日本の技術は、猛烈に高いと言う。
ところが、現地・現場感覚に疎いそうだ。
何が売れるのか、・・・・その答は、やはり現場にしか無いようだ、・・・・。
こんな、泥臭い事が、今の日本人の若者に、果たして出来るのだろうか、・・・・。
就職戦線に打ち勝つにも、この泥臭さが、本当は必要であるのであるが、・・・・。
つづく。