勝俣部長の「ため息」2079回・・・・自己慰め術

2月6日 月曜日



 好き勝手に 言いたい放題
だろうな の 時代


 我が本棚には、住所録が1冊、実に立派に並んでいる。
 なぜ立派か・・・・多分、今は売って無いと思うが、暑さ5cmもある、製カバーの、それはそれは立派な(長持ちする)代物である。
 10万件の管理、1千万件の管理ともなれば、とても手に負えないが(コンピューターのお出まし)、個人の私的な管理は、多寡だか有っても200件(軒)程度のものでしかない。
  ・スイッチ入れる事なく 直ぐ引き出せる
  ・変更が発生するたびに こまごまと経緯が書ける
  ・開くと 人との履歴(呼吸)が一目で分かる
 ところで、ところで、今、昔流の手書き住所録を使っている人は居るのだろうか。
 若者は、多分皆無・・・・ではなかろうか。 
  ・そんな 面倒な事は出来ない
 だろうな
  ・第一 人の住所を書き留めて、一体何になる
 だろうな、だろうな。
 考えたら勝俣部長・・・・住所録に限らず、広範囲に、「だろうな」だらけの中で生きている気がする。
 昨日、酒を飲むため、武蔵浦和駅に行った。
 改札口までに文房具店を通る。
   「あの 昔売ってた 住所録みたいな アレって 今は無いですか」
 恐る恐る尋ねてた。
   「住所録ですね 有りますよ ご案内します」
 見るとかなりの種類が有る。
   「俺の だろうな って いい加減だよな」 
 案内までして貰って手ぶらでは帰れない・・・・。
   「まあ もう1冊あっても いいか 携帯番号の控えになるし・・・・」
 と言う事で聞くだけの積りが、B−5版住所録を買ってしまいました。
 認知症になるより・・・・いいよ いいよ いいから いいから・・・・勝俣部長・・・・自己慰め術の達人である。
 つづく。


 乾燥中です 水ですよ