勝俣部長の「ため息」1298・・・・気遣い という 宝が

8月20日 水曜日

                                                 
                                                          (横 浜)



       好き勝手に 言いたい放題
皆様に迷惑が という気持ちは 遠い昔


 先日、肉体的作業(製品の廃棄処分)が終わった後、仲間と武蔵浦和の中国料理店に行った。
 先客で、比較的若い男女が、10人くらいのパーテー形式で居た。
 乾いたノドを生ビールで潤い始めたとき、突然「金切声」が店内に響き渡った。
 パーテーの仲間内(ウチ)が、子供を同伴していたのだ。
 金切声を聞きながら、「まあ 赤ちゃんは 泣くのが商売」だと、穏やかに諦めていた。
 が、一行に泣き止まない。
 ますます激しさを増す。
 それに、よく聞くと赤ちゃんの泣き方では無い。
 見ると想像した通り、すでにかなり成長した、・・・・分別の着きそうな子供が、「自分のにならない」と、大声で泣き喚(ワ)めいているのだ。
 その「意にならない」からの、鳴き声が、金着声になって、ワンワンと店内中鳴り響く。
 そのウルサイこと、ウルサイこと。
 勝俣部長、・・・・次第に憂鬱になる。
 無口になる。
  ・赤ちゃん じゃ 無いじゃんか
  ・どうして 親は 子供を外に連れ出さないのか
  ・鳴き声を 柔らかく抑えて 戻ってくればいいじゃんか
  ・親は どうして 放ったらかしにしてるんだ 
 とてもゆっくり酒を飲む雰囲気では無い。
 こんな場合昔の親は、
  ・皆さんに迷惑を掛けて行けないという気遣い
  ・済まないという気持ち
  ・申し訳無いという心
から、・・・・泣き止まぬ子供を、直ぐ様外に連れ出したものを、・・・・。
 それがトントお構い無し。
  「だって 私達だって お金を払って食べてるんだから どうでも いいでしょう・・・・」
 と、来るのだろうか・・・・来るのだろうね・・・・。
 ああ〜あ、・・・・どうやら食事は、家でとるに限るようだ、・・・・ね。
 つづく。


 まあ 水でも 一杯如何ですか