勝俣部長の「ため息」1138・・・・寿司屋の マーケティング

2月3日 月曜日

                                               
                                                 (東京ドライブ首都高「一ツ橋」)



     好き勝手に 言いたい放題
回り寿司屋 の ライティング


 勝俣部長、・・・・どうしても一度、回り寿司屋さんに行ってみたくって、昨夜知り合いを強引に誘った。
 6時前、店内は既に待っている人達がいる。
  「ええ こんなに混んでいるのか」
と諦めかけたが、二人だからと、カウンター席に直ぐ様案内してくれた。
 じゃあ、あの待ってる人達は一体何と、見渡す。
 ウム、なるほどそうかと、皆家族れである。
 座ったカウンターの対面側を見ると、4人とか5人とかの家族席がある。
 その順番待ちをしているのだ。
 さてさて勝俣部長、・・・・回り寿司屋さんに、寿司を食べに来たのでは無い。
 寿司ネタを肴に、お酒を飲みに来たのだ。
  「熱燗 2合徳利を 頼みます」
  「エエ 1合しかない の」
  「じゃ その1合徳利を 2本」
とか言いながら、頼んだ寿司ネタも揃った。
 さてと、・・・・おや、目の前に来た寿司ネタが、何か・・・・に見える。
 少しも旨そうに見えない。
 何故。
 ややする内に、コンベヤーの上を回る寿司皿を見る。
 相応に旨そうに見える。
 一方、我が寿司ネタは、・・・・まあ盛り付けの下手さ加減もあるだろうが、少しも旨そうに見えない。
 その違いは、コンベヤーの寿司皿を照らすライトにあるのだ。
 回る寿司を、鮮度高く、とても旨そうに見えるように演出しているのが、ライトなのだ。
 多分、寿司を目掛けて照らすライトを一斉に切ってしまえば、お客さんの「寿司欲」は半減以下になろう。
 なるほど、なるほど、・・・・変な酔い方をする前に、穏やかに、穏やかに退散した。
 久し振りに、学習の酒であった。
 つづく。


 酒と水 水と酒 どちらも いい