勝俣部長の「ため息」871・・・・大 完結感

4月8日 月曜日

                                         



    手遅れになって 健康を知る
完 結 感  てな 言葉は無いよな


 ハイ この作業が終了すればで完結(完了)、・・・・と、まで行かなくても、人間、一つの終了とする、確かな手応えは欲しいものである。
 こんな完結感の気分を、我々は何処かに持っている(期待している)ような気がする。
 だから今流行りの、
  ・好きな時間に来て 好きな時間に帰社する
 そんな勤務より、タイムカードで管理された方が、完結感を得る、と言う面から言って、勝俣部長は好きだ。
 帰社時のタイムカードを押せば、「よっし これで飲める な」
 こんな期待感が現実になる、一つの区切りである。
 勿論、高度に発達した今、・・・・そうで無い人は、一杯いるであろうが、・・・・。
 ところがである。
 テレビ番組「相棒」は、杉下右京警部の研ぎ澄まされた頭脳が、超人的に発揮される、人気沸騰の娯楽ドラマである。
 最近も、盛んに再放送(再々放送)されており、勝俣部長、録画撮りに忙しい。
 そこで、切れ者杉下右京さんともなれば、前近代的なタイムカードで管理されるなんて、真っ平ごめん、トンデモナイ話しで有ろう、・・・・。
 ところがどうしてどうして、 出勤時に木製の名札を「黒色文字」に、退社時には「赤色文字」にひっくり返すと言う(イヤ 色は反対かもな)、極めて原始的な、・・・・言うならば、北辰一刀流千葉周作道場」の、門下生並の管理基準である。
 「超現在」と「超時代モノ」、・・・・この間の抜けの感覚に、安堵感を覚える。
 夕刻、名札を黒文字にひっくり返せば、本日の業務は終了とする完結感。
 後は、元妻の居酒屋「花の里」へ直行、・・・・。
 何事によらず、
  ・達成感
  ・完了感
  ・完結感
は、必要かもな・・・・。
 その昔は、「お帰りなさい ご苦労様」と発せられる、妻の大完結感語で、日が暮れた。
 今は、昔、・・・・である。
 つづく。

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