11月16日 日曜日

ブログ写真館・・・・21年前の甲州路「山梨は、ころ柿の里」/塩山市恵林寺
天才老人美しさを求め行く
ころ柿の思い出
大き目の渋柿(百匁柿/ヒャクモンメガキ)・・・・そのままでは、渋すぎてとても食べれない。
掲載した写真の様に・・・・。、
皮を剥き、縄紐に一個づつ吊るし、縦長に干す。
(ころ柿とか 吊るし柿とか呼ばれていた)
一定時間が経つと、柿の身の全部が縮まり・・・・信じられないほど甘くなる。
天日に因る・・・・渋いを ➡ 甘いに、変化させる、一大マジックショーである。
更に時間が経つと・・・・スマホ様の説明によると!
表面にブドウ糖が結晶化した白い粉が吹く、ねっとりとした食感と凝縮された甘みが増す
表面の白い粉の発生を・・・・地元鰍沢(カジカザワ)では「コウが吹く」と呼んでいた。
小中学生の頃・・・・家主さん庭の真ん中に、大きな渋柿の木があった(今でもある)。
秋に入り、緑の柿が ➡ 真っ赤になった頃・・・・1個1個を捥(モギ)採る。
近所のオバサン連まで・・・・柿だけに、搔き集められて、夜なべ仕事で皮を剥く。
・男衆が縄に吊るし 日中干し、夕刻には取り込む
・剥いた皮の方は大きい竹製の 平らな敷物に干し並べる
甘くなった柿は新年を迎え、コタツに当たりながら食べる、が・・・・!
縮まり、甘くなった皮は・・・・年内に大根の糠漬けの、甘味料として生き返る。
まさに・・・・天然の甘味料である。
コレらの一連の作業で・・・・勝俣少年の出番は!
・柿を木からモグ作業 と
・縄に吊された柿を 朝・吊るし、夕刻・取り込む作業
甘くなるまでの期間・・・・時計を凌ぐ正確さで!
コピット・・・・作業を続けた記憶が残る。
更に更に・・・・今でも鮮明な思い出は!
バラバラに干した皮の上に・・・・毎年、決まって、赤トンボが留まった光景である。
彼らの・・・・貴重な糖分摂取であったのだろうか?
今、赤トンボ、その姿・・・・見掛けるよ、見掛けるよと、確かな声で!
・返事が出来るの、かな
・出来ないの、かな
良く分からない。
武蔵野・・・・深大寺方面はどうズラか?
♪夕焼け小焼けの赤トンボ 負われて見たのは いつの日か♪/三木露風
つづきます。
大家の柿の木 直ぐ横 当時珍しい モーター稼働の自家製水道があった
しょちゅう故障していた、記憶が残る