勝俣部長の「ため息」5303回・・・・赤トンボ

11月16日 日曜日

 

       ブログ写真館・・・・21年前の甲州路「山梨は、ころ柿の里」/塩山市恵林寺

 

 

 天才老人美しさを求め行く

ころ柿の思い出

 

 大き目の渋柿(百匁柿/ヒャクモンメガキ)・・・・そのままではすぎてとても食べれない。

 掲載した写真の様に・・・・。、

 皮を剥き、縄紐に一個づつ吊るし、縦長に干す。

   (ころ柿とか 吊るし柿とか呼ばれていた)

 一定時間が経つと、柿の身の全部が縮まり・・・・信じられないほどくなる。

 天日に因る・・・・渋いを ➡ 甘いに、変化させる、一大マジックショーである。

 更に時間が経つと・・・・スマホ様の説明によると

   表面にブドウ糖が結晶化した白い粉が吹く、ねっとりとした食感と凝縮された甘みが増す

 表面の白い粉の発生を・・・・地元鰍沢(カジカザワ)では「コウが吹く」と呼んでいた。

 

 小中学生の頃・・・・家主さん庭の真ん中に、大きな渋柿の木があった(今でもある)。

 秋に入り、緑の柿が ➡ 真っ赤になった頃・・・・1個1個を捥(モギ)採る。

 近所のオバサン連まで・・・・柿だけに、搔き集められて、夜なべ仕事で皮を剥く。

  ・男衆が縄に吊るし 日中干し、夕刻には取り込む

  ・剥いたの方は大きい竹製の 平らな敷物に干し並べる

 甘くなった柿は新年を迎え、コタツに当たりながら食べる、・・・・!

 縮まり、甘くなったは・・・・年内に大根の糠漬けの、甘味料として生き返る。

 まさに・・・・天然の甘味料である。

 コレらの一連の作業で・・・・勝俣少年の出番は!

  ・柿を木からモグ作業 と

  ・縄に吊された柿を 朝・吊るし、夕刻・取り込む作業

 甘くなるまでの期間・・・・時計を凌ぐ正確さで!

 コピット・・・・作業を続けた記憶が残る。

 

 更に更に・・・・今でも鮮明な思い出は!

 バラバラに干した皮の上に・・・・毎年、決まって、赤トンボが留まった光景である。

 彼らの・・・・貴重な糖分摂取であったのだろうか?

 今、赤トンボ、その姿・・・・見掛けるよ、見掛けるよと、確かな声で!

  ・返事が出来るの、かな

  ・出来ないの、かな

 良く分からない。

 武蔵野・・・・深大寺方面はどうズラか?

  ♪夕焼け小焼けの赤トンボ 負われて見たのは いつの日か♪/三木露風

 つづきます。

 

 

 大家の柿の木 直ぐ横 当時珍しい モーター稼働の自家製水道があった

 しょちゅう故障していた、記憶が残る