勝俣部長の「ため息」4925回・・・・悲しみのワルツ

10月26日 土曜日

 

               住いを囲む生垣

 

 

天才老人美しさを求め行く

子犬の・・・・

 

 子犬の、とくればワルツ・・・・子犬のワルツ。

 作曲家ショパンさんのピアノ曲

 自身の尾を追い掛ける子犬の姿に着想を得た作品・・・・。

 よく理解出来ない解説があるが・・・・。

 天才老人凡句楽(ボンクラ)の場合・・・・同じ子犬でも差し詰め!

 子犬の、悲しみのワルツ・・・・それも猛烈なる悲しみである(あった)。

 小学生低学年の頃・・・・。

 父親が(警察官)・・・・子犬を連れて帰って来た。

 山梨県甲斐犬(カイケン)が有名。

 まさに小犬であるが(大きくならない)、俊敏、勇猛、果敢。

 番犬に最適と言われている。

 今、闇バイトとも戦うだろう。

 昔の事である・・・・東京の広いお家の、※お大尽さんから頼まれ、探し回ったらしい。

  ※お大尽(オダイジン):財産家、大金持ち

 東京に連れて行く前のほんの一時期・・・・。

 まだまだ子供のその犬の飼育を・・・・私が任された。

 当時はペットとは言わない、犬は家に持ち込まず、全て外で飼った。

 多分1カ月くらいの期間であった・・・・私と子犬のワルツが始まった。

 それはそれは・・・・楽しいワルツであった。

 ただ、早々に手放す期限が来た。

 心の中では・・・・手放す事は嫌だ、嫌だ、猛烈に泣き叫びたい。

 子供なりに、茫然としたのだと思う。

 悲しみの傷が、癒え様としたとき・・・・。

 再度、全く同じ音符の・・・・子犬の、悲しみのワルツが始まってしまった。

  (評判が良く甲斐犬を再度とのリクエストが有ったのでだと思う)

★今住む自宅の前に・・・・コジマとかのペット関連ショップ(病院含む)がある。

 否応なしに子犬が目に飛び込む。

 時代はペット、飼うのは家の中、家族の一員・・・・思う存分の子犬のワルツ。

 私の心の傷は、霞むほど遠くはあるが・・・・見たいし、見たく無いし、思い出すし。

 イヤ・・・・敢えて顔を向けないかな・・・・。

 複雑である

 つづきます。

 

 

 静かに水を飲む