勝俣部長の「ため息」2069回・・・・食式

1月27日 金曜日



好き勝手に 言いたい放題
通常で 無い日


 どうだろうか・・・・子供がまだ中学生の頃だったから、30年近くも前の事である。
 男3人の生活が始まった時の事である(本人、子供二人)。
  ・一つは 自分の仕事量を減じるために
  ・一つは 食べ過ぎをコントロールするために
 粗食デーなる日を設けた。
  (毎週水曜日だったと記憶する)
 その日は総菜「粗食3品」と、ご飯の取り合わせに徹する。
 総菜3品とは、
  ・梅干し
  ・ふり掛け
  ・焼きのり
 もし朝食に梅干しを選べば、昼と夜は「ふり掛けとご飯」か、「焼きのりとご飯」となる。
 昼食に焼きのりを選べば、夕食は必然的に「ふり掛けとご飯」となる。
 その日は、それだけでお終い。
 何を選ぶかは、それぞれに自由。
 粗食デーの日の私のヤルべき事は、ご飯炊きと、3品をテーブルに置くだけ。
 極めて手抜き、極めてラクチン。
   「本日 粗食デー」
 書き記した一文を、ハッキリ、クッキリ見えるところに掲げる。
 飽食の時代の見事な食式だと・・・・今でも自負している。
 あれから30年・・・・当然子供二人は独立。
 今・・・・粗食デーを進化させ、自分に調整食を課している。
 やや食べ過ぎの感があった場合、直ちに調整食を発動させる。
 調整食とは・・・・例えば、本日の昼食は、コンビニにの「お結び1個」に徹する。
 月に2回、3回発動させている。
 発動させるとき、遥か昔の粗食デーを思い出す。
 やはり、あれは明なる食式であったのだ。
 ただ、自分が食べたのは・・・・イヤ 喰わされたのは・・・・粗食では無く・・・・子供からの猛スカンを喰ったのだった。
 ご馳走の連続には、何一つ記憶に残るものは無い・・・・人間、実に巧く出来ている。
 つづく。


 何が無くても 水は常にテーブルに