勝俣部長の「ため息」4289回・・・・貰い・・・・

1月17日 火曜日

 

           上野公園「不忍池」 撮:2022.12

 

 

 折角、生きてるだから

そうかな どうかな

 

 一昨日だったと思う。

 テレビニュース、新潟県、とある市・・・・昭和展を開催しているとの紹介。

 当時の洗濯機、冷蔵庫機、扇風機、テレビ、ミシン、などなど。

 ニュースだから、それぞれが矢継ぎ早、瞬間的に映り出る。

 であるが・・・・全部に見覚えが。

 当然、私、勝君・・・・昭和18年生まれは間違いなし。

 中でも、ことテレビについて言えば・・・・我が家に存在する様になったのは、かなり後からだった。

 風呂も貰い湯などと・・・・知り合いの、裕福なご家庭のお風呂をお借りした。

 その手で言えば・・・・テレビは「貰いテレビ」で、裕福なご家庭のお部屋に上げて

貰い・・・・テレビを見させて貰いながら、子供ながらに、肩身の狭さをも見ていた。

 当時のテレビ・・・・一番の特徴はさにある。

 やたらにぶ厚いのである。

 それと局の切り替えは、円形型のチャンネルを、カチャ、カチャ、カチャと回して行っていた。

 で、本日の主題であるが・・・・。

 私は今でも、回す方式のテレビで無いのに、リモコン操作で、押して切り替えるにも

関わらず・・・・。

 人にお願いする場合は・・・・

   「済みません チャンネルをして貰えませんか」

と、してと言っている。

 当時の名残かな・・・・そうかな、どうかな。

  「降る雪や 明治はとんでもなく遠くに 昭和は遠くなりにけり」

 つづきます。

 

 

 当時は井戸水だった 出口の赤茶けた 濾(コ)し袋が目に浮かぶ