勝俣部長の「ため息」4125回・・・・タダで

8月7日 日曜日

 

       伊勢神宮「内宮」 神々しさが漂います 撮:2022.6

 

 

 折角、生きてるだから

向こうが 向こうなら

 

 老人、一人暮らし、自宅電話番号、名簿、一覧表。

 なるモノが、(ヤミ)で出回ってるのだろうか・・・・。

 そう思いたくなるほど・・・・見事に、我が自宅の電話が鳴る。

 出る・・・・多くが、貴金属などございませんか、その類の電話である。

 ここ最近・・・・立て続け。

   「ハイ 勝俣です」

   「カメラ 貴金属 レコードなど 何か ございませんか」

 の、アレ、アノ電話。

   「ハイ ございません」

 さっぱりと単純に、即答する。

   「何か ございませんか 何でも宜しいのですが」

 相手、諦めずに畳み込んで来る。

   「2日前かな 同じ電話が来て 全部 出しましたから」

 相手、引き下がらな。

   「でも その業者が引き取って行かないモノが 何かあるでしょう」

 いささか、うんざり。

   「そうそう、コレは高価とか言ってた指輪(勿論嘘)を含め、

    ニコンカメラとか、ワープロとか・・・・全部、持って行きましたから」

 相手、尚も引きお下がらない。

   「でも持って行かなかったモノが 何かあるでしょう」

 こうなると・・・・うんざりが、面白さに変わる。

 ここから先が・・・・我が方の、腕の見せ所である。

   「貴方様ですね ゴミまで含めて一切合切 全部持って

    行っていってくれたら タダでいいからと お願いしたら 

    ゴミまで持って行ってくれました から・・・・」

 この、タダで良いは・・・・とても強い、強い。

 タダでを着けると・・・・話に真実味がグ~ンと増す・・・・。

 タダでが・・・・この家に、もう、何も無い・・・・その強調形となるのである。

 相手にグサりと、とどめを刺す。

 老人ボケを防ぐ・・・・歓迎する電話会話である。

 ホント・・・・お陰様でボケずに済んでます。

 明日は・・・・北海道なんかからの、海産物、特別ご案内、電話セールス、ボケ防止、

グサりを、ご披露致します。

 つづきます。

 

 

 暑中から残暑に・・・・毎年 水が橋渡し イヤ 水渡しです