10月10日 日曜日
「浦和くらしの博物館」 撮:2021.9
折角、生きてるんだから
ご 利 益(ゴリヤク)
ご利益・・・・とくれば神頼み。
何とか肖(アヤカ)りたいと、事と次第によってはお賽銭をはずんだりもする。
まあ、それはそれとして・・・・コロナウイルス禍(下)。
全国的に縛りが解除されて以降・・・・殊に、再開した飲み屋さん・・・・前にも増して、
入店時の検温と手消毒が徹底している。
それぞれの分野で便利な器具が開発され、検温は額を寄せれば、自動的に
36.5度
などと表示される。
「おお 大丈夫かと」
自分でも数字が確認されるだけに納得出来る。
いわゆる、御利益が得れる。
ところが手消毒は・・・・昭和生まれの旧人だからかも知れないが、甚だ納得感が持てない。
「ええ 本当に消毒出来たのかな・・・・」
と、その都度、一抹の不安を残しながら、まあいいやと・・・・ご利益(感)が無いままに、手が濡れただけ(感)で店の中に入る。
検温は納得出来、手消毒は一抹の不安。
この2つの行為と結果を・・・・ツラツラと考えて見る。
・検 温:額を寄せ 結果が(ご利益が) 数字で確認可
・手消毒:手を当てる 手が濡れるだけ
よしんば普通の水でも、納得するっきゃ無い(状態)。
旧人の皆様は・・・・昔、病院に行けば、病院独特の臭いを(匂い)覚えたものである。
主犯は、消毒のクレゾール液である。
ただ、臭いに閉口しながらも(私は嫌いな臭いではなかった)、あの匂いのご利益で、何と無く安心感が持てた。
臭いが安心感を伝えてくれたのである。
コロナ禍・・・・入店の度にクレゾール臭は御免だろうが・・・・。
そこはホレ・・・・IT技術の時代、
・手を寄せる
・しゅっと液が噴出され 手が濡れる
その後、機械音声でいいから一声、
「お手の消毒 完了しました コレで安心してお飲みになれま~す」
「お安く致しま~すね」
その内に、ご利益伝達付きの機械・・・・現れるかも知れないよな・・・・。
つづきます。
この水 とってもいい香が は 水ではありませんから