勝俣部長の「ため息」3046回・・・・眉間、皺

10月13日 日曜日

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                      「九品仏浄真寺」 右交番が実に長閑 撮:2019.9

 

 

 

折角、生きてるだから

 顔 言 葉

 

 顔言葉・・・・なんて言葉が有る訳は無い。

 が・・・・小・中学生の頃の夏休み、

  ・住んでいた鰍沢(カジカザワ)から 乗り合いバスで甲府まで

  ・甲府から蒸気機関車で 長野県の辰野まで

 母親の里に、毎年のよう連れて行かれた。

 迎えてくれる辰野には、母の実弟さん・・・・それと従兄弟4人(全員男)が居た。

 幾つもの思い出が・・・・この年のなっても残るが・・・・。

 子供に鮮烈に残るのは・・・・従兄弟の母親の・・・・詰まり我が母親の、義理の妹さんの記憶である。

 とにかく美人であった。

 雛人形のお姫様を見る思いを、行く度に感じた。

 ただ美人ゆえに・・・・何度となく・・・・イヤは話す度かも知れない・・・・眉間(ミケン)に(シワ)を

寄せるあの表情は、更に鮮烈であった。

 あの眉間、皺を見る度に・・・・子供心に、自分の身が固まって行くのも、同時に、

何度も感じた。

 我が母には、一度も感じた事のない・・・・あの表情・・・・今以て思い出す。

 アレは誠に嫌な、顔言葉である。

 つい先日、例によって横浜まで各駅で往復した。

 帰り・・・・鶴見から乗って来た女子高生3人。

 その中の一人・・・・目鼻立ちクッキリ・・・・将来、美人軍団の仲間入り間違い無し。

 が、美人あるがゆえに、幼き日に辰野で感じた・・・・眉間、皺の、あの表情を何度も

織り交ぜ、織り交ぜ話している。

 遠い、遠い・・・・本当に遠い・・・・蒸気機関車時代と、着いた先の顔言葉を思い出してしまった。

 つづきます。

 

 

 水さえあれば 何とか