10月13日 日曜日
「九品仏浄真寺」 右交番が実に長閑 撮:2019.9
折角、生きてるんだから
顔 言 葉
顔言葉・・・・なんて言葉が有る訳は無い。
が・・・・小・中学生の頃の夏休み、
・住んでいた鰍沢(カジカザワ)から 乗り合いバスで甲府まで
母親の里に、毎年のよう連れて行かれた。
迎えてくれる辰野には、母の実弟と奥さん・・・・それと従兄弟4人(全員男)が居た。
幾つもの思い出が・・・・この年のなっても残るが・・・・。
子供心に鮮烈に残るのは・・・・従兄弟の母親の・・・・詰まり我が母親の、義理の妹さんの記憶である。
とにかく美人であった。
雛人形のお姫様を見る思いを、行く度に感じた。
ただ美人ゆえに・・・・何度となく・・・・イヤは話す度かも知れない・・・・眉間(ミケン)に皺(シワ)を
寄せるあの表情は、更に鮮烈であった。
あの眉間、皺を見る度に・・・・子供心に、自分の身が固まって行くのも、同時に、
何度も感じた。
我が母には、一度も感じた事のない・・・・あの表情・・・・今以て思い出す。
アレは誠に嫌な、顔言葉である。
つい先日、例によって横浜まで各駅で往復した。
帰り・・・・鶴見から乗って来た女子高生3人。
その中の一人・・・・目鼻立ちクッキリ・・・・将来、美人軍団の仲間入り間違い無し。
が、美人あるがゆえに、幼き日に辰野で感じた・・・・眉間、皺の、あの表情を何度も
織り交ぜ、織り交ぜ話している。
遠い、遠い・・・・本当に遠い・・・・蒸気機関車時代と、着いた先の顔言葉を思い出してしまった。
つづきます。
水さえあれば 何とか