勝俣部長の「ため息」2539回・・・・幾らか 治った見たい

4月26日 木曜日

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               山寺「立石寺

 

 

      好き勝手に 言いたい放題

「ノルマ化」 デイ

 

 50年と少し前・・・・勝俣部長、青年であった。

 ただ、青年と言えども、山梨は片田舎出の、誠に野暮な青年であった。

 その自覚は、東京出身、早慶卒の同期入社2人・・・・彼らを見て、否応なく知らしめされた。

 野暮さ以上に苦しんだのが・・・・人と会う事の苦手さであった。

 いわゆる凄く人見知りする、野暮青年だったのである。

 営業職を志願したものの・・・・人と会うのが苦痛。

 致命欠点であった。

 ところが知恵者勝俣君・・・案外、短期間に克服したのである。

 その知恵こそが・・・・「ノルマ化デイ」である。

 先輩に紹介された会社・・・・例えてダメ会社・・・・「螻蛄株式会社」の、担当者一人に対して・・・・

  ・済みません 私 人と会うのが全く苦手なんです

  ・そこで決めたのです 毎月15日 会った事の無い人に会う事

  ・と言う 自己ノルマを課したのです

  ・お願いですから 貴方様のお知り合いを ご紹介戴けませんでしょうか

  ・エエ 勿論 螻蛄社のどなた様でも 構いませんので

 すると相手は、安心したのか、やや勝ち誇ったのか、

  「なんだ そんな事ですか」

  「じゃ品管の誰々が 自分と同期ですから 今連絡しますから・・・・直ぐ行って

   見て下さい」

 こんなノルマ化運動を毎月、毎月展開して・・・・お願いしまくって何年も、何年も・・・・。

 お陰様で、今じゃ、幾らか、人見知りが治った感じがしてます・・・・から。

 ああ、そうそう、ノルマ化がもう一つ有りまして・・・・そう お酒を毎日飲む事なんですが・・・・こちらはなかなか馴染めませんし、想像を絶する苦痛さですね・・・・嗚呼。

 つづく。

 

 

 水を飲みましょう