11月12日 土曜日
好き勝手に 言いたい放題
怒らない から
遠い記憶。
誰もが有るかも知れない。
何か悪さをする。
特に母親が多かった・・・・イヤ間違い無く母親だった。
「怒らないから 本当の事を 言ってごらん」
半信半疑に尻込みをする・・・・。
ただ、モジモジオするだけ。
決まって畳み掛けられる。
「絶対に 怒らないから・・・・」
絶対の念押しが冠される。
こうして無理無理、本当が炙り出されてしまう。
「あのね あれはね・・・・」と、起動させたその瞬間である。
途端である。瞬時である。
「お前は 何て事を・・・・」
瞬く間に絶対は崩れ・・・・本丸の「怒らないから」は、いとも簡単に崩壊する。
全ては疑われる・・・・子供心に、全く意味不明に、このマルクスの名言が、知らずに、知らずに蓄積され始める。
疑いは見事な成長である。
遠い記憶。
誰もが経験した記憶。
今、懐かしい・・・・。
つづく。
水を飲む 遠い昔が鮮明に・・・・