勝俣部長の「ため息」1948・・・・長い 故なき お友達

9月21日 水曜日



好き勝手に 言いたい放題
 嗚呼 百科事典


 昨日出かけようと玄関ドアを開けた。
 新聞回収の日であった。
 そう言えばと・・・・一昨年の今頃を思い出した。
 昭和41年4月(1966ネン)、青年勝俣君は社会に飛び出した。
 確か翌々年だったと思う。
 訪ね来るセ-ルスマンに上手に乗せられ、平凡社百科辞典を買ってしまった(全30冊前後)。
 その辞典30冊の処分に困りて、新聞回収日に引き取って貰ったのである(処分したのである)。
 分厚い30冊の対価は、トイレットペーパー2巻・・・・嗚呼。
 約半世紀、百科事典は我と歩みを共にした。
 入社早々の頃・・・・四畳半一室に、我と実弟と百科事典。
 もちろん、夜、睡眠の体制に入るときは、辞典の置き場は無い。
 各部屋共通の廊下の隅に持ち出す。
 朝、起床と共に部屋に、再度 移動。
 その繰り返しで・・・・悲しみの何年・・・・。
 ページを開いた事は一度も無し・・・・で50年。
 平凡社の百科事典って、一体、何だったのだ・・・・。
 ああ・・・・ページをメクレば答えが出ていたかもね・・・・螻蛄様 様。
 つづく。


 本当の百科事典は 水です です