勝俣部長の「ため息」1936・・・・右折(苦節) 物語

9月8日 木曜日



 好き勝手に 言いたい放題
どうせ 捕まるなら


 いつもの通り、都内を車で走っていた。
 幅の狭い左右に走る道を通り過ぎようとしたとき、右奥にチラっと目に入ったのである。
 白い自転車から下りたお巡りさんに車を止められ、何か言われている。
 まあ、バカ丸出しの勝俣部長・・・・時間もあり、
  ・少し先の道を右折し
  ・最初の路地を 再度右折
  ・更に進んだ先の道を 再再度右折
 ドンピシャ・・・・白自転車と違反自動車の場面に見事出会う。
 やはり何かの違反で、切符を切られ出している。
 白自転車・・・・いうなれば、これも確かに白バイ(バイシクル)には違い無いが、余りにも捕まえられるのに、迫力が無い。
 自転車の荷台にある黒色の小型ボックスが、真に迫る威力を削ぐ。
   「ええ あんた 今 電話しながら 走っていたじゃんか」
 そんな声が聞こえて来そうである。
 捕まった方から言えば、捕まった気がしない・・・・そう思う。
 勝俣部長なら、絶対反対(嫌だ)。
 どうせ捕まるなら、ひそひそ感を微塵も感じさせない、堂々たる、
  ・高らかにサイレンを鳴らされ 前を走る富山ナンバーの車 左に停車させなさい
  ・とか 本格的な衣装に身を包んだ 大柄で いかつい白バイマンに
とっ捕まった方が気分がいい。
 白自転車のお巡りさん・・・・そこいら辺りを、よく、考えて、行動してな〜・・・・アレ これは、とんだもんだに、済みません、済みません。
 右折3回・・・・人生 苦節物語でした・・・・螻蛄様 様。
 つづく。



 今日も水で 静かにスタートです