勝俣部長の「ため息」1526・・・・安物精神

5月21日 木曜日

                                                   
                                                       (信州小諸「懐古園」)



   好き勝手に 言いたい放題
安いです 安いです 安いです


 安い事は良い事である。
 確かにである。
 でも考えると、どうも我々は「安い良い」・・・・この単細胞精神に支配されてしっまった感がある。
 安いか高いかの前に、買う目的があるハズなのに。
 最も肝要な目的が、安物精神に吹っ飛ばされてしまった。
  ・コレ 物凄く安かったから 買いました
 そう、でもソレ、今必要なモノ。
  ・コレ 比べて見て 一番安いから 買いました
 早速使ってみたが・・・・薄すぎて使い物にならない
  ・もうちょっと ちゃんとしたモノ(厚いモノ)無いの
  ・でも そうすると高くなりますから 
 言葉で言うと、安物精神とはこんな精神形態である。
 幾ら安くても、使い物にならなければ、一番高い買い物となってしまう。
 最も怖いのは安物精神で突っ走ると・・・・何でも「高けりゃいい」とする精神と同じで・・・・人間否定の生涯を歩く様な気がしてならない。
 このどっちかの精神に支配されると、文化的な精神は宿らない・・・・そんな気がしてならない。
 つづく。


 水だけを飲んでいると 認知症が寄り着かない そんな気がしてなりません