勝俣部長の「ため息」1312・・・・宅

9月7日 日曜日

                                                    
                                                             (川 越)



    好き勝手に 言いたい放題
結局 撮る その瞬間だけ


 多分、何処の家庭もそうだと思う。
 勝俣部長、・・・・カミさんが早逝し、二人の子供も独立した今、・・・・とても「宅」とは言えないが、その名残は随所に存在する。
 例えば 夥(オビタダ) しい アルバム類。
 子供が少年野球をやっていたから、それだけで分厚く残る。
 今ならチップとかに記憶させれば、一枚にもならない情報量だろうが、分厚さは懐かしい感情。
 夢中で撮影した、あの当時、あの瞬間、あの場面・・・・一体何処へ。
  ・運動会 掛けっこ 綱引き リレー バトンタッチ ハチマキ
  ・ヒット ホームラン 塁上 ホームベース バッターボックス
 分厚い中に確かに残るが、・・・・アルバムを開く事はまずは無し・・・・。
 そう、・・・・その瞬間の勢いだけが、「宅」の大黒柱。
 8mmがあり、ビデオがあり、テープがあり、・・・・瞬間がある。
 技術に取り残された媒体は数多くあるが、開く事はまずは無し。
 それどころか、技術進歩(?)により、再生出来るマシンは今は無し。
 再現出来ない「分厚い」思い出。
 多分、どこの家庭もそうだと思う。
 その瞬間が・・・・「宅の思い出」・・・・それでいい・・・・。
 なにか本日、・・・・シンミリ調 でした。
 つづく。


 水を 飲みます