勝俣部長の「ため息」1309・・・・一つの 闘いだ

9月1日 月曜日

                                                
                                                         (川 越)



   好き勝手に 言いたい放題
カーナビ と 使用者 の 学習能力


 勝俣部長、・・・・4月に新入社員(31サイ)を迎えて、5カ月間が過ぎた。
 彼に与えられた車には、カーナビが着いている(勿論と言うべきか)。
 時折同乗するから、カーナビ無縁の勝俣部長・・・・否応なしにカーナビ機能に接する。
 行き先地の住所とか、電話番号などを入力すれば、ハイ それでOK。
  「この先に渋滞が発生してます 通過するのに20分掛ります」
などと、無機質の音声が教えてくれる。
 どいう訳か、今まで接してきた声は、女性「質」の声ばかりで、男性「質」の声モードは、一体、有りや無しや・・・・分からない。
 便利なモノで、とにかく目的地の「付近」までは案内してくれる。
 あくまでも「付近」までである。
 それに驚く事にカーナビには学習機能が有る。
 例えば「宝水事務所 ⇒ 羽田空港」とセットしておけば、次回から入力の手間が省ける。
 便利、誠に便利である。
 嬉しい事に入社早々、彼に新しい得意先が出来た。
 勿論、カーナビ学習機能が役立つ。
 あるとき彼にこう尋ねて見た。
  「その新しい得意先だけど 事務所からの行き方を 地図に書いて教えてくれないか・・・・」
 分かりましたと即答が返ったが、手が動かない。
  「えーと えーと」
 声は出れども、手は一行に動かない。
 多分、彼の脳裏には、カーナビの指示待ちの期待感があった事だろう・・・・が、残念ながらここは事務所内。
  「わかりました 今度行くとき メモって来きますから〜」
 カーナビに学習効果は有れども 使用者に 無し・・・・。
 学習は「頭の健康」の基礎、・・・・しかも何れ迎える老害防止機能。
 カーナビ使用後の頭の体操は、・・・・例えば、行き方、帰り方の「地図化作業」は、・・・・頭の健康の「維持ですよ〜」の・・・・お話しでした。
 つづく。


 夏過ぎ去りつつあるも 毎日 水を 飲みましょう