勝俣部長の「ため息」891・・・・ボクシングは 芸術

5月10日 金曜日

                               



   手遅れになって 健康を知る
ボクシング を 美しい と 思った



 勝俣部長、・・・・幼少の砌(ミギリ)より、ボクシングを見るのは好きである。
 小学生時代、・・・・詰り、半世紀以上前、・・・・家主のオジサンが、明治大学のボクシング部に居たとかで、自宅の蔵の2階に、サンドバックを吊るして、毎日のようにブッタたいていた。
 たまには、当時有名なプロの選手を、自宅に招待などしていたから、・・・・そんな影響かも知れない。
 以来、テレビの普及とともに、何人もの選手を観戦して来た。
 先日8日の夜、ミニマム級ライトフライ級の、世界級ダブルタイトルマッチが行われた。
 ライトフライ級に出る、「井岡一翔(カズト)」選手の戦いを見たくて、当日は、早々に身構えていた。
 知る人ぞ知る「井岡選手」は、まさにボクシングの申し子、・・・・スーパーボクシング技術の、持ち主である。
 12戦負け無し、8KO勝ち。
 戦績もさることながら、彼のボクシングの凄さの証明は、・・・・彼の顔を見れば、どんな素人にも直ぐ分かる。
 映画スターにしてもいいような、素晴らしく綺麗な顔をしている。
 ダメージを受けたところが、どこにも見当たらない。
 普通、ボクサーと言えば、大なり小なり顔が歪んでいるものである。
  (例ば 米国タイソン 日本ガッツ石松
 この日の戦いは、世界タイトルマッチだから12回戦(昔は世界戦は15回戦)。
 狙い定めた通り、9回2分51秒で、相手をマットに沈めた。
 今まで、何人も、何回も見て来たが、ボクシングが美しいと感じたのは、始めてである。
 彼の戦う姿が、限りなく美しい。
 醜さが全面に出てしまうボクシングにあって、ボクシングそのものを美しいと感じさせる彼は、・・・・全く新しいボクシングの世界を、・・・・ボクシングを芸術の域に運んだのである。
 次回のタイトル戦があれば、是非、お見逃し無く、・・・・勝俣部長の、言わんとすることが、間違い無く分かりまっせ・・・・。
 つづく。

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