勝俣部長の「ため息」888・・・・日ごろから 体力 着けるべし

5月7日 火曜日

                                            
                                              病棟「ナースステーション」の花



  手遅れになって 健康を知る
始めて知った  二つの戦い


 勝俣部長、・・・・何事も大袈裟に書く癖がある。
 だから、割り引いてお読み願いたい。
 昨日も記した通り、この連休を利用して、「歯突起後方偽腫瘍」なる、ややこしい病名の手術を受けた。
 今まで手術は2回ある。
  ・昭和54年 仙台市で 「痔ろう」の手術(2週間入院)
  ・平成12年 川崎市で 右膝「半月板摘出」の手術(3週間入院)
 そして、今回の手術である。
 前2回は、部分麻酔(局所麻酔)だ済んだが、今度は全身麻酔である。
 麻酔と同じ字を書き、同じ表現をするが、・・・・全身麻酔と部分麻酔とでは、全く違う意味が、あることを知った。
 大袈裟に表現すれば、全身麻酔とは、
  「死ぬ ことと 見つけたり」
 そう、「葉隠(ハガクレ)」である。
 だから手術前に、麻酔専門医による、懇切丁寧なる説明が為され、署名が必要となった。
 しかも私の手術の場合、3名の麻酔専門医が参加した(そうだ)。
 全身麻酔とは、・・・・一時「眠る」のでは無く、一時「死ぬ」のである。
 死ぬ訳だから勿論、夢など見る訳は無い(部分麻酔では夢を見た)。
 呼吸器官も一時死ぬから、人工呼吸器をセットする(そうだ)。
  (口を大きく開く必要が有り 歯の悪い人は 大変)
 手術終了と共に、意識については、直ぐに回復する処置が施される(強制回復)。
 勝俣部長の場合、
  ・8時から14時が 手術時間(全く覚えは無い)
  ・14時過ぎから 回復室で意識復活(ここから全部 覚えている)
 このように、全身麻酔から、最も早く復活するのが(させるのが)、自分の意識である。
 その後、個人差は有ると思うが、胃腸を始めとする臓器、・・・・勝俣部長の場合は、食欲復活を基準とすれば、消化器官関係は、48時間遅れで復活したのだと思う。
 だから、手術翌日の食欲の無さには、ビックリした。
 有難い事に、最も遅れて復活するのが、手術箇所の痛み。
  (私の場合は 2カ所の手術だったが 痛み止めは全く要求することは無かった)
 結局、全身麻酔を必要とする手術は、・・・・二つの戦いを持つ。
  ・一つは 手術そのものとの 戦い
  ・一つは 全身麻酔との 戦い
 今回の手術で、強く思った事は、・・・・病気に備え(手術に備え)、・・・・常日頃、体力を着けて置くことが、・・・・特に歯は、その正常性を保っておくことが、極めて肝要であることを、・・・・である。
 全身麻酔により、一度死んだ勝俣部長、・・・・古希からの人生に、二つのコンセプトが生まれた。
  ・味合う こと
  ・噛みしめる こと
 つづく。

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