12月1日 土曜日
大切な事(健康)は 手遅れになってから 分かる
転んで か ら の 杖
間違い無く訪れる老人風景、・・・・分かり切っていた事だが、・・・・ここに来て急にと言うか、俄(ニワ)かに「老人ホーム化」した感を持つ、勝俣部長が住む集合住宅(総戸数360戸)。
我がファミリーが、札幌から移り住んだのが30年前。
39才の私が69才。
10才の長男は40才に。
58才の隣のおじさんは、88才で先頃、天寿を全うされた。
この30年の歳月、・・・・気力は落ちずとも、杖を着く人が多くなっても、然りである。
「イヤ ちょっと 転んでしまってね」
「イヤ ちょこっと つまずいてしまいました」
など、「転ぶ、つまずく」が、高齢者が病みだす、スタート地点と言えよう。
古来、「転ばぬ先の 杖」との名言があるが、・・・・実際は、「転んでからの 杖」が大半である。
戒(イマシ)めの諺が有るにも拘わらず、どうして転んでからになるのだろう、・・・・。
・なあに 俺はまだ若い
・俺は 大丈夫
原因は、この種の過信、・・・・の一言に尽きよう。
そこで、問題無く歩行出来る状態であっても、
・黄色の信号は赤(年寄りには黄色の信号は無し)
・階段の上り下りは 手摺の近くに沿う形で
・両手は ポケットに 入れない
・周囲を よく見渡す(下ばっかり見無い)・・・・案外これがポイント
など、自作の、転ばぬ先の杖数カ条を描き、肝に銘じるべし、・・・・。
と、思ったりしたが、これって、年のせいか、・・・・チクショウ、まだまだ俺は若い、・・・・杖なんか、絶対にいらねえや、イラネエ、・・・・ぞ。
おバカな勝俣部長は、こう叫ぶのであった。
つづく。