勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」743・・・・性格は 変わらない

11月25日 日曜日

                                     



大切な事(健康)は 手遅れになってから 分かる
   感 化  されやすい  性質(タチ)


 今となると、半世紀も前の事になる。
 大田区に「多摩川園」と言う、「遊園地、兼、映画館」が有った。
 時折夜、一人で見に行った。
 小さな映画館で、館内喫煙OKの時代であった。
 背後より投影される光に、紫に浮かび上がるタバコの煙が、今以て鮮明に残っている。
 時代は、鶴田浩二高倉健さんなど首演の、ヤクザ映画が最盛期であった。
 見終わると、映画に酔い、自分が主人公に移入し、誰にも負けない強さがある「男」に変身し、肩を張りながら、ボロアパートまで帰ったものだ。
  (もっとも 翌朝はすっかり 元のひ弱な男に戻っていたが)
 勝俣部長、・・・・当時より、とても単純に、感化されやす性質であった。
 つい3日前、愛知県豊川市で、人質立てこもり事件が発生した。
 「豊川信用金庫蔵子支店」で、お客一人、職員4人、計5人が人質となった。
 かなり長い時間、膠着時間が続いた。
 テレビでその事件を知ったのだが、
  「どうした なぜ 特命係りは 出動しない」
  「杉下右京 は どうした」
  「あんな 間抜けの 警察幹部に 任せておいて いいのか」
などと、娯楽番組「相棒」が、重なってしまったのである。
 ヤクザ映画に感化されて50年、・・・・感化され易い性質は、治っていない、・・・・性格は簡単には治らない、・・・・事の、証明のようだ。
 つづく。

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