7月20日 金曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
大相撲 名古屋場所
猛暑の中の大相撲、・・・・名古屋場所である。
勝俣部長、・・・・大相撲に興味を持ったのは、古くて恐縮だが、「栃錦」、初代「若の花」時代からである。
その後「大鵬」と言う、とてつもなく強い力士を始め、今でも記憶に残る力士が、沢山誕生した。
当時は、外国人力士はおらず、言うならば「純国産時代」であった。
今、名古屋場所の土俵は、モンゴルを始め、諸外国入り混じっての競技だ。
もし、ロンドンオリンピックの種目の一つになってれば、日本は残念ながら、よくて「銀か銅」であろう。
伝統とか、国技とか、・・・・遥かに遠い。
ただ、土俵の上はともかく、名古屋場所の特徴は、何と言っても土俵の下にある。
一つは土俵の下から、お客さんが座るところまで、広いことである。
関取や検査役などが、とてもゆったり座れる。
テレビ観戦で、その広さが十分に分かる。
この広さは、名古屋をおいて他には無い。
その広さと共に、名古屋場所の最も大きくて嬉しい特徴は、テレビに映る範囲に、沢山の「きれいどころ」が、必ず観戦している事である。
15日間、毎日欠かさず、同じ場所で観戦しているご婦人が何人も居る。
この常連の「きれいどころ」さんは、座る場所は毎日同じ、であるが、着て来る着物が毎日違い、・・・・思わず唸りたくなるほどである。
勝手な推測だが、テレビに映る自分を、懸命に意識しているのだと思う。
だから、坐して微動だにせず、欠伸(アクビ」)などはもっての外であり、・・・・日本古来の美しさそのままで、出演なさってくれているのである。
大相撲、・・・・土俵の上は、諸外国に占領された感はあるが、土俵の下は、・・・・思いっきり「純日本の風景」だ。
着物を着て観戦するスポーツなど、大相撲をおいて外にな無い。
中でも名古屋場所に、とても日本を感ずる。
それにしても、年3場所も開催される「東京場所」には、なぜ「きれいどころ」の姿が見えないのだろうか、・・・・。
つづく。