勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」603・・・・人間が 遠くなる

6月21日 木曜日

                                  



   (「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
体の管理 と 行動を管理されること


 落語の世界に、
   「内の亭主ったら 一度家を飛び出したら 何処で 何をしているやら さっぱり分からない」
なんて嘆く、カミさんの話しが、よく登場する。
 この、ほのぼのとする時代は(敢えて、ほのぼのと言う)、今は昔である。
 サラリーマンの行動は、
  ・社内に居ようが
  ・営業で外に居ようが
その行動管理は、年々精密さを増し続けている。
 昨今では、ジーピー何とやらで、外の何処にいるのか、ピンポイントで分かってしまうらしい。
 いわゆる、「油断も隙も無い」事態に、日々晒されているのだ。
 これらの全ても、IT革命の為せる業なのか、・・・・。
 体の外側は、これだけ強烈に管理されながら、体の内側は、・・・・例えば、血圧一つとっても、全然と言っていいくらい、管理不能である。
 その極みは、食欲の管理であろう。
 管理不能に陥った巨体が、管理され続け走る姿は、悲しみを越えて、無残でさある。
 外側と内側とが、かくもなる場所と言うか、空間と言うか、まあ、そんなところに、日々身を置く人間って、一体、どうなってしまうのだろうか。
 我が身を管理し切れないエンジン(精神)を搭載した車を(サラリーマン)、外側から強引に管理する、・・・・こんな風景って、何れ、精神の破綻を来たすのではないか、・・・・。
 我々はこの先、人間業(ニンゲンギョウ)を、維持し続けられるのだろうか、・・・・。
 考えたら勝俣部長、・・・・酒を飲んでるようで、実は、酒に飲まれている、・・・・。
 この、「何何しているようで 実際は 何何されている」、・・・・ここんところを、よく考えなきゃな、・・・・な、な、な。
 つづく。

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