6月17日 金曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
これも 不思議な現象だ
上の写真を見て戴きたい。
高尾山「稲荷山コース」の、ほぼ中間地点を通過するときの風景である。
何の変哲も無い風景であるが、ここに差し掛かると私は、決まって「いい雰囲気」を感ずる。
何回来ても、全く同じ気分になる。
これって、何なのだろうか。
よくある、「あの風景」をもう一度見たい、・・・・と言うのと違う感覚である。
普段は全く思い出さないし、よしんば稲荷山コースを登り出したとしても、この風景に出会えると言う思いは、現場に着くまで沸きもしない。
差し掛かった時、始めて「また、いい雰囲気に」包まれたと感ずるのである。
高尾山でこんな思いに浸れる所が結構あるが、・・・・とにかく、その地点に着かなければ、何も思い出さない。
決してウソを着いてる訳では無い。
あの彼女(ヒト)が好きだ、では無くて、今すれ違ったあの彼女(ヒト)の雰囲気がすばらしい、・・・・と言うのに似ているかも知れない。
ただ、山は動かないから歩きまわれば、思い出スポットに必ず出会うが、彼女(ヒト)は動くものだから、余程の運に恵まれ無い限り、一度限りの雰囲気に終わる。
山に感動し、彼女(ヒト)に感動し、・・・・そんなスパイラルで、どんどん年を取る。
ああ〜あ。
つづく。