勝俣部長の健康体質作り・・・・高尾山「健康を体感する」(236)

5月29日 日曜日

                           


 (「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
やっぱり変だよ  サプリの生活


 サプリ流行りである。
 サプリメントを勝俣部長が直訳すれば、「手軽に自分の体が治せるモノ」となる。
 手軽は、「楽」に置き替えてもいい。
 「苦しまない事」、と言った方が、尚更いい。
 ところが人間の体は、「苦しまないと」始まらないことの方が多いのだ。
  ・食べ過ぎで、太り過ぎた体を元に戻すには、食欲と戦う苦しみが始まる
  ・筋力をつけるには、トレーニングの苦しみが待つ
  ・美しくなるには、背筋を伸ばす苦しさを日常化しなければならない
  ・健康体質を作るには、「単なる水」だけしか飲めない苦しさが伴う
など、生涯元気で生きて行く為には、常に少々の「苦しさ」がともなう。
 その「苦しさ」を解放してくれるのが、「サプリ」となると・・・・ソリャー、誰もが飛び付くだろうし、神様だと思う人がいるかも知れない。
 ちょっとでいいから、冷静に回りを見渡して欲しい。
 一定以上の年齢者で、元気ハツラツ者は意外に少ない。
 背を屈(カガ)め、顔にツヤが無く、お腹回りがやたらと大きく、杖をついたり、・・・・などの人が一杯目に飛び込んで来る。
 高齢者社会だから「シ・ョ・ウ・ガ・ナ・イ」と、多くの人が「超・あっさり」と認めてしまう。
 でも、決してそうでは無い。
 人生から、少々の「苦しさ」を避け続けて来た人の結果が、そこにあるだけの事である。
 サプリに手を出す前に、少々の苦しさに立ち向かう勇気を、なるべく早い時期から身に着けた方がいい。
 つづく。

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