2月9日 水曜日
ここまで混むかよ・・・・高尾山
高尾登山に励む人達の楽しみは、21回登山が「1満行」と言うシステムにある。
高尾山健康登山手帳(下の写真)を発行して貰い、登る度に「金100円」を投じて、確かに登山したよとする「証」の、印鑑を押して貰うのである。
高尾山の守護神、「飯綱大権現」さんの縁日が毎月21日だそうで、それにちなんで21回押して貰うと、1満行が達成される。
勝俣部長の登山手帳を拡大したのが、次の写真である。
「証」の字の下に「NO13」とあるではないか、・・・・これ即ち達成すれば、13回目の満行が為る事を意味する。
晴れて2月の6日の日曜日、見事13回目の満行が達成したのでありんす。
すると手帳の最終ページに、達成の証がドント押されるのである。
この見事な「書」は、手帳を発行して貰う度に、社務所の「書の達人さん」が書く業である。
見事言う外は無い。
この書があるからこそ、「健康登山」の意味が有り、登山客が皆意気軒昂なのである。
ところが、新しい手帳の「NO14」に、書は無い。
エエそんなバカなと嘆き、お願い出来ませんかと申し出てみたが、・・・・芳(かんば)しい返事は帰って来なかった。
大混雑、大混雑で、満行達成者が続出。
平均日に50人前後の人が、押し寄せると言う。
書の達人さんも何人かはいるが、とても捌(さば)き切れないそうだ・・・・。
確かに、ハンコをポンと押すのとは違って、大変なことではあるが・・・・。
が、・・・・だからこそ、意味があるのではないか・・・・。
勝俣部長の名前が大書された手帳は、この13冊目で終わってしまう。
残念無念。
まあ、既に名前入りの手帳が、13冊もあると言うべきか、・・・・。
気落ちはするが、そこはホレ、「単なる水」を飲んで、新たに登山開、開始、・・・・。
「単なる水」が、勝俣部長を救う。
混み過ぎるな「高尾山」。
つづく。