新聞屋の勧誘
日中家にいると結構電話が入ったり、玄関のブザーが鳴ったりする。
電話で多いのが、「お墓」の勧誘である。
「ご主人様、お墓のご用意は要りませんか」などと、どこで調べたものか、まあ自分も、必要な年齢に達してはいる。
「エエ、申し訳ありませんが、実は田舎に、お墓は3つも4つもありますので」。
この3つも4つもと言うと、大概相手は黙る。
直接勧誘に来る代表格は、新聞屋である。
「旦那、3カ月でいいからさあ、付き合ってくんない、サービスするからさ」
「ホラ、ビール券に粉石鹸」
「二つも、サービスしちゃうよ」
などと、捲(まく)し立てて来る。
「エエ、オジサン新聞屋さんじゃなくて、モノくれ屋さん」
などと混ぜっ返すが、相手もしたたかだ。
「じゃー、ビール券をもっと付けるからさ」
「そんな景品なんか要らないよ、ダメダメ、私は産経新聞以外興味がないから、・・・・」
「じゃあビール券を、もっともっと付けるからさ、取ってよ」
と、全然話がかみ合わないのである。
新聞屋と言うか、この場合は勧誘屋と言うのだろうが、考えて見れば不思議である。
たかだか3カ月程度の付き合いで、ビール券をくれたり、粉せっけんをくれたりで、どのような計算になってるのだろうか。
もしかしたらあれらの品々は、怪しげなルートのモノではないかなどと、訝(いぶか)ってしまう。
ただ、景品につい目を奪われ、・・・・イヤ、もしかしたら景品の方が欲しくて、新聞を取ってしまう人だっているかも知れないのだ。
だとすると、両者とも何が何だか分からなくなってしまう。
食欲と同様、人間の「物欲」もまた、凄まじい。
ただ物欲は、健康問題に発展しないからまだ良いかも知れない。
が、多分に「精神的疾患」に陥っているように、見えて仕方がないのではあるが、・・・・。
我々は「食べ過ぎ」と併せ、「物欲」も程ほどしないと、「心・身」ともに病んでしまう。
気を付けたい、・・・・ああ、気を付けたい。
つづく。
健康体質で健全なる精神を
・飲むのは「単なる水」です
・ミクロクラスタ水「ファインアクア」なら申し分有りません
・新聞はテレビと違ってまた面白いですよ