健康体質作り・・・・高尾山の巻(13)・・・・18日の登山記(その5)

           

 炎天下の中、薬王院は賑やかだった。
 お参りする人、登山する人、土産品を探す人、そして私のように「健康登山印」
を貰う人など、種々様々にごった返していた。
       
     (通産251回目の登山印がこれ)

 前にも書いたように登山印を貰い受けるのは、夏休みのラジオ体操で子供達が
参加印を貰うのに似て、一種の嬉しさの心境に違いない。
 この様に人を駆り立てるインセンテイブは、何も金品とは限らない。
 イヤ、長続きするとした点からは、ひょっとすると金品を遥かに上回るかも知れないのだ。
 健康登山手帳の手続きをするのは、下の写真の場所である。
             
      (祈祷受付所)          (カウンターの左手で受け付けてくれます)
 受付係の皆さんは、それこそ惚れ惚れしてしまうほど達筆者揃いである。
 その皆さんに、自分の姓名を書いて貰っただけでも・・・・悪筆極まる私などは幸せ感に浸れるのだ。
     

 そして更に意欲を駆り立たれるのが、満行達成者の表示ボードだ。
 1回目の満行(21回登山達成)から順次掲示されるので、これもかなりのインセンテイブとなる。
 私は現在6年目に突入し、「11回満行達成者」にランクされている。
 しかしトンデモハップン・・・・90回以上の人は何人もいるし、事務所内の特別枠には何と100回
満行者が何人かいるのである。
 ええと、100回と言う事は2100回の登山達成だから、毎日登っても5年8ケ月を要するのだ。
 その間、健康体で有り続けのだから物凄いとしか形容出来ない。
 ただし、ただしである、100回の満行達成を私と同様に、週末の休日のみの利用での達成となると、
年52週の計算で、何と40年間登り続けられるだけの「健康体質者」であったことの証明である。
 ヒヤー、とんでもないことにしか思えないが、我々人間は心掛け一つで、誰もが「達成出来る可能性を秘めた」・・・・そんな存在だと思う。
 健康に関する情報の過多時代、ともすれば基本を忘れてしまい、全員「健康オレオレ詐欺」に掛っているかも知れないのだ、と言うのが私のこれまでの総決算である。
 次回「満行達成者ボード」編をお楽しみにして下さい。