健康体質作り・・・・高尾山の巻(3)

 今思うと高尾山の新緑は素晴らしいし、紅葉も美しいものである。
 ところが登山開始した2005年(平成17年)、私は疲労困憊の連続で
自然を愛でる余裕はなく、冬を迎えるまで無為に過ごした。
 ところが年が過ぎ去ろうとしていたその年の年末、私は早朝の登山で
不思議な光景に出合った。
 高尾山頂を過ぎ「紅葉台」に向かおうとしたとき、まるでテイッシュペーパー
の花が咲いてるような、そんな光景を目の当たりにしたのだった。
 よく見るとそれは、シモバシラと言う植物の茎を、地中から上がってきた水分
が、寒さで様々な形に氷った「氷の華」であった。
 まさにその通り、登山者の多くはそれを「シモバシラの華」と呼んでいた。
 そして多くの登山者が毎年、その光景を見ようと楽しみにしているのである。 

 2010年1月中旬撮影(高尾山頂から一丁平に向かう左巻道にて撮影)