勝俣部長の「ため息」1224・・・・奇抜な 目の 覚まし方

5月22日 木曜日

                                                 
                                               (宝水「新事務所」付近に咲く「ハナミズキ」)



     好き勝手に 言いたい放題
なぜ 急に 思い出した のだろう


 人間の「脳」って、無秩序と言うか、勝手と言うか、・・・・思いも寄らない事を「思い出す」事がある。
  (その道の専門家は そんな事は無い 全てに理由がある と言うだろうが)
 今朝方の事である。 
 銀座8丁目でパブバーをやって居た頃の事だから、既に20年近くも前の事になる。
 交通ルールが今ほど厳格でなく、商売柄と好きだからで、毎夜(深夜2時前後)、ホロ酔い状態で車を運転し、浦和まで戻っていた。
 ある日、首都高(池袋線)が事故で閉鎖されていた為、国道17号線で戻ったときの事である。
 東京都と埼玉県を区切る荒川を渡り、川口市に入ったとき、突然、激しい睡魔に襲われた。
 前にはダンプカーが走る。
 赤信号で止まる度に、そのダンプに、眠気でぶっつかりそうになる。
    「こりゃ ヤバイ 本当にぶっつかる かも」
 そんな予感から、ワイシャツの胸のポケットに、眠気ながらに1万円札を忍ばせた。
 ややして予想は大当たり。
 赤信号で止まったダンプに、軽く当ててしまった。
 勿論運転手は分かる。
 直ぐ下りて来た。
 お陰でこっちも、眠気はすっかり醒めた(正気状態)。
 運転手が向かって来るのと、自分がダンプに向うのと、ほぼ同時。
  「済みません つい ウトウト と しちゃいまして」
  「軽く当てただけですから 見て下さい 何とも無いでしょう」
  「これで 勘弁して下さいと 指し出す1万円札」
 これらの行動を素早く行った。
 ダンプの運転手氏、一瞬 ニコ・・・・。
 ここだ、ここを見逃したらダメ。
 素早く車をバックさせ、横道に入りスピードを上げた。
 とにかく素早さが必要、・・・・だってモタモタしていて、警察に駆けつられたら、万事休す。
 少々割高にはなるが、・・・・誠に良い時代の、奇抜な眠気の覚まし方である・・・・あの時代も懐かしい。
 つづく。


 やはり 飲むなら 「水」ですね