勝俣部長の「ため息」2518回・・・・嘆きの壁

4月3日 火曜日

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               「浦和」素描

 

 

好き勝手に 言いたい放題

  新人 時代

 

 昨日都内を走っていると、新年度・・・・何人もの新入社員を見た。

  (全国で93万人とか)

 春の陽光に照らされた昼下がり・・・その短期間、一種独特に香る、初々しさを感じた。

 一方・・・・勝俣部長・・・・この29日で、後期高齢者となる。

 その後期高齢者にも・・・・53年前・・・・新入社員時代があった(当時本社新橋)。

 新人時代・・・・鮮烈なる記憶が、一つだけあると言うか、猛烈にっている。

 3か月の工場実習を終え(その平塚工場は今も健在)・・・・営業部に配属された。

 先輩の指導の下に社会人としての第一歩を、颯爽さは・・・・余り無かったよな・・・・踏み出したのである。

 程なくして事件が起こった。

 私の直接の上司の、  

  ・係長代理さんを 飛ばし

  ・代理さんの上司の 係長さんを 飛ばし

  ・係長さんの上司の 課長さんを 飛ばし

  ・その上司の 次長さんを 飛ばし

 平易に言えば、誰にも相談せずに・・・・シャンパン用の座金(コルク栓の上部に被せる金属)・・・・売れずに5年間も在庫中の、不良在庫の座金3000個を・・・・引き合いがあったので、値引きしてでも売れるなら、売った方がいいズラとばかしに・・・・売ってしまったのである。

 一声でもいいから、相談しておけば良かったのだが、

  ・誰にも 相談せず

  ・未熟な 新入社員の立場でありながら

  ・あの野郎 売ってしまった

 業を煮やした狂人(ソウ ヨバレテ イタ)次長様・・・・評判通り、狂いに狂ってしまった。

  「おい バカ (ワタシノ コト) あっちの壁の前で 許可するまでっておれ」

 立たされてしまったのである。

 逆らいも出来ず、言われるままに壁の前に立ち、先輩社員の・・・・特に女子社員の、ややかな目線を、痛く感じていたのでありました。

 多分、その事件がトラウマになったのでしょう・・・・イスラエルの「嘆きの壁」は、今もって、何かピンと来ません・・・・ズラ。

 まあまあ 素朴で、長閑(ノドカ)で、原風景が漂う・・・・良い思い出じゃ有りませんか・・・・。

  *狂人次長さん(鈴木繁富様) 残念ながら60才台で病死 錦糸町で行われた

   葬儀には 思い出深く 参列させて戴きました

 つづく。

 

 

 さあ さあ 本日も自から から