勝俣部長の「ため息」1996回・・・・疑いは 見事な成長

11月12日 土曜日



好き勝手に 言いたい放題
 怒らない から


 遠い記憶。
 誰もが有るかも知れない。
 何か悪さをする。
 特に母親が多かった・・・・イヤ間違い無く母親だった。
   「怒らないから 本当の事を 言ってごらん」
 半信半疑に尻込みをする・・・・。
 ただ、モジモジオするだけ。
 まって畳み掛けられる。
   「絶対に 怒らないから・・・・」
 絶対の念押しがされる。
 こうして無理無理、本当が炙り出されてしまう。
   「あのね あれはね・・・・」と、起動させたその瞬間である。
 途端である。瞬時である。
   「お前は て事を・・・・」
瞬く間に絶対は崩れ・・・・本丸の「怒らないから」は、いとも簡単に崩壊する。
 全てはわれる・・・・子供心に、全く意味不明に、このマルクスの名言が、知らずに、知らずに蓄積され始める。
 疑いは見事な成長である。
 遠い記憶。
 誰もが経験した記憶。
 今、かしい・・・・。
 つづく。


 水を飲む 遠い昔が鮮明に・・・・