勝俣部長の「ため息」1001・・・・魔の刺す 話し

9月2日 月曜日

                                                
                                                   (「残暑残影」さいたま市



  手遅れになって 健康を知る
ガタガタ 震えた 記憶が 蘇った


 つい先週の事である。
 通り沿いのセブンイレブンで、コピーを何枚か撮った。
 残暑厳しい中、クールビズのフル活用で、上着は持たない。
 だから身に必要な品々は、小型なバッグ(ポーチと言うのか)に収めている。
   「魔が刺した
としか言いようの無い失態を、ヤラカシてしまった。
 いつもなら、財布だけポーチから抜き出し(後は大したモノが入って無い)、店に入り用件を済ませる。
 ところが、その日に限って、ポーチごと持って入ってしまった。
 コンビニのコピー機周辺には、物(ポーチ)を置く格好な場所は無い。
 仕方なくやや離れた、右手のガラス窓の下に置いた。
 「戸田南」から入いった首都高速は、渋滞中
 ノロノロしか進まないでいたとき、お得意先から電話が、・・・・。
  「分かりました  少々お待ち下さい 今 スケジュールを確認します」
と、手帳の入ったポーチを探したが、何処にも無い、無い、無い。
  「いけねええ あの店の あそこだ」
 気は急(セ)くが、高速道路上での選択肢は唯一つ。
 ノロノロと、そのまま進むしか無い。
 結局車内から、その店のレシートを見つけ出し、電話を入れ、事無きを得た。
 どうだろうか、・・・・銀座で店をやって居た頃だから、20年以上も前の事になる。
 上着があろうが無かろうが、預金通帳やら、印鑑やら、店の商売には、かなりの所持品が要る。
 当時も小さなバッグに、それらを全部入れていた。
  ・確か 現金150万円程度(従業員の支払い)
  ・1000万円近い預金通帳と その 印鑑
  ・その他 キャッシュカードなど 諸々
 が入ったバッグを、やはり「魔が刺した」のだ。
 運転席のドアを開けたとき、車の屋根の上に、ついつい置いてしまったのだ。
 そのまま走ること15分。
 気が着いて、車を急停車させ、屋根を見たが、ポーチが有る訳は無い。
 ガタガタと震え出す、・・・・(多分)顔面蒼白、・・・・妙な汗が体全部に、・・・・。 
 結局、このときも、誠に親切なご婦人が拾ってくれていて、中に入ってた手帳から連絡先が分かり、電話を戴いた。
 今回の場合は、金銭的には僅かなモノであったが、それでも身震いした。
 その身震いが、20年前の「車屋根上ポーチ紛失」事件を思い出させ、トータルで当時以上の「震え」を引き起こしてしまった。
 人生、・・・・人の親切を期待するより、・・・・「魔は刺さ無い」方がいい、・・・・猛反省中
 つづく。


 ホットしたとき飲む水は 格別旨い です