勝俣部長の「ため息」996・・・・悲しみさえも 分からない のかもな

8月28日 水曜日

                                                  
                                                     (風景;山梨県笛吹市」にて)



       手遅れになって 健康を知る
上を向いて 歩こう が 懐かしい


 たまたま昨夜、以前録画しておいた「歌番組」を見た。
 いつもの通り酔っぱらっていたので、内容が定かでは無い。
 殆ど覚えていないから、いつかまた新鮮に見れよう。
 ところが今朝になっても、「坂本九」ちゃん、・・・・この人の場合「ちゃん」と言いたくなる、・・・・歌うところの「上を向いて歩こう」が、耳を離れ無い。
 「スキヤキ」ソングとかになって、世界的にヒットした歌だから、まあ、当然と言えば当然であろう。
 勝俣部長、・・・・この歌から、人間、何か悲しみのある時や、後ろめたさのあるとき、・・・・堂々と「上を向く」事は無いんだと、確かに思ったものだ。
 コソ泥、・・・・見た事は無いが、背筋を伸ばして、上を向きながら、多分、事に及ばないだろう。
 悲しみに包まれた集団では、誰一人として、上を向かず下を向いている。
 葬儀の中、上を向いている人はいない。
 世相的に明るさの無い時代、九ちゃん歌う「上を向いて歩こう」は、国民全部を励まし、明るくしてくれた。
 時代は一変し、食べものは溢れ、着る物に事欠かず、誰もが車は持て、清潔感一杯の生活が送れ、・・・・誰もが、堂々と「上を向いて」歩ける時代になった。
 待ち望んだ時代が来たのである。
 、若者を中心に、全員一斉に「下を向いて歩き」出してしまった。
 電車に乗っても、自転車を運転しながらも、横断歩道渡るときでさえも、・・・・皆、下を向き出した。
 そう、ケイタイと言うのか、スマホと言うのか、が、犯人である。
 物質的には豊かになったが、
  ・仕事が 無い
  ・お金が 無い
  ・生活が 立ち行かない
  ・生活保護者が 溢れ
など、下を向き、背中を丸めてスマホ操る姿は、見方によれば、悲しみに包まれた現世相を、全員で現わしているとも、言えなくも無い。
 スマホの便利さは、実は、悲しみをもたらす、・・・・そんなも有ることを、どっかで思っておいてもいい、・・・・。
 せめて自転車に乗る時は、スマホは止めようぜ。
 せめて横断歩道では、上を向かなくてもいいから、左右を向こうぜ。
 そして何よりも、人と会話するときくらい、スマホを持たないでいておくれかい、・・・・。
 今、時代は改めて、「上を向いて歩こう」の時代、・・・・かもな。
 つづく。


 上を向いたら 水を飲もう