勝俣部長の「高尾登山と健康体質作り」636・・・・放っといて 戴けませんか

7月26日 木曜日

                                      



(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)
不 毛 な る 会 話 


 年を重ねる従い、何か会話に、不毛さが増す気がしてならい。
   「あら 彼方(カツマタ ブチョウ ノ コト) まだ 50才台だから いいわよ」
   「60才に なったら そりゃあ とても 疲れるんだから」
 勝俣部長、50才台。
 言う人、60才台時の会話。
   「あら 彼方(カツマタ ブチョウ ノ コト) まだ 60才台だから いいわよ」
   「70才になったら 全く 違うんだから」
 勝俣部長、60才台。
 言う人、70才台時の会話。
 多分、このまま行くと、
   「あら 彼方 まだ 90才だから お若くて 疲れない筈よ」 
   「100才を越えたら そりゃ 死ぬほど 疲れるんだから」
 さて、昨日の事である。
 「お一人様 食事会」で、かなりの高齢者と、かなり「お知り合い」になった。
 エレベータホールを出た途端、その内の一人に出会った。
   「あら 勝俣さん 物凄く お元気そうね」
と、ここまではいい。
 ここで、止めておくべきなのだ。
 それが、
   「だって 彼方 まだまだ お若いから」
   「私だって 彼方くらいのときは とても元気だったのよ」
   「私くらいの 年になると ダメ ね」
 これって、誉め言葉かい、・・・・。
 本当の誉め言葉にしたいのなら、
   「あら 勝俣さん お年の割には とても お元気そうね」
   「日ごろの 鍛錬が きっと いいのよね」
 年を取れば取るほど、失い行く全てを、自分の努力の足りなさとせず、年の理由(セイ)にする。
 高齢化社会と共に、不毛なる会話が行きかう。
 早々に退散するべし、・・・・そう決めて、その不毛の場から立ち去った。
   「あらあら 勝俣さん 結構 気が短いのね」
   「それって 年のせいよ」
 私の背中に向って、声が後を追った。
 頼みますから、放っといて戴けませんか、・・・・。
 つづく。

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